act 20

二人の間、わずか10センチ
見上げてくるこいつの顔が、可愛過ぎて、思わず見とれる

今まででこんな感じ味わった事なんてねぇ
え?俺もしかして初恋・・?

うるうると見上げるあいつの顔みてたら自然と顔が傾いてて
唇に一瞬だけ重なった
初めてでもねぇのに、やわらけぇって感動した

名残惜しくて、またすぐこいつに触れたくて、離れたくねぇ・・そんな事考える

すっげぇ気持ちよくて、本当はめちゃくちゃ抱きしめたい
でも、目の前で、少し震えながら、それでも自分のキスを受け入れてくれた事に
ムカつくけどすげぇぇ嬉しくて、思わず顔が緩んだ

ゆっくりあけたこいつの瞳。蒼くて、透き通ってて、すげぇ綺麗だ
顔をかしげて、ん??みたいな顔しやがって、これヤバイ。狙ってやってんのか?
天然か?だとしたら相当ヤバイ。ぜってぇ、他の野郎に見せらんねぇ。即落ちでさぁ


ゆっくりもう一度、唇を重ねてみた
自然に目を閉じたこいつを見て、嬉しくて唇に力が入った。押し付けるようなキス
そしたら、体がきゅって硬くなった
緊張してんのか?やっべ。可愛いんだけど・・。こいつ・・男心だけじゃなくてサド心までくすぐりやがる

もっと、こいつに近づきたい。こいつにもっと触れたい・・
二人の間に入る布団を退けた
こいつとの距離がぐっとちじまった
がらにもねぇけど、すっげぇ今、俺ドキドキしてやがる
ナニコレ?初体験?

細くて、折れそうなこいつの体をゆっくりと抱きしめる
ふわって、俺のシャンプーの香りが鼻を掠める。全く同じシャンプーなのに、
使ってるのは同じボディソープなのに、全く別のモンみてぇだ。
やっばい。この香りやべぇだろィ
思わずぎゅうっと力が入った。こいつは俺のモンだって、誰だか分かんねぇけど証明したかった

抵抗するかと思ったけど、その様子はゼロ。やっぱ緊張してんのか?
思った事を口に出してみた

そしたらこいつ、ゆっくり頷いて・・あぁ・・ちくしょう。なんでコイツこんなに・・
思わず笑みが漏れた。斜め下を見てみた

コイツほっぺ膨らましてやがる!ナニこの小動物。お持ち帰りOKだろィ
監禁モンでさぁ
思わず可愛いって素直に出ちまった


こいつの柔らかいほっぺに触りたい・・
ゆっくりと触ったほっぺは、本当に柔らかくて、マジで感動モン
こっちに顔を向かしたら、睨んできやがった。その表情がヤバイってわかんねぇのかねィ

たまんねぇ。押さえつけれる自信なんてねぇ
ここまでぶっ飛んだ気分。多分初めてでさぁ
も一回唇を重ねた。唇と唇の間で笑いやがった。俺マジ重症
肩なんかに手置きやがって、俺もぅとまんねぇよ?

小さく、声が漏れた。なんつー声で鳴きやがる
マジで嬉しい。口元が自分でも気づく位一瞬緩んだ
もぅ無理。とまんねぇ。こいつは俺のモンでさぁ
誰にもやらねぇ。

舌を絡ましてやると、ぎこちなく付いてくる
ぎこちなさが、ツボに来る。より一層強く絡める
何回も鳴きやがる。苦しそうに、でも一生懸命についてくる舌

なんだコレ?体の真ん中から、湧き上がりやがる。疼いてくらぁ。やっべ力が入っちまう
こいつの体折れちまいそうでさぁ
何でこんなにやわらけぇの?
女抱いたのなんか初めてじゃねぇだろィ?なんで俺こんな気持ちになんでィ




簡単でさぁ
惚れてんだろィ?最初会った時から、こいつに俺ぁ落ちてたんだ
何も見えなくなるほどに・・・

時間何か止まりゃいい。いつまでもコイツの鳴き声だけ聞いてりゃそれで文句いわねぇ
やっべぇぇ。思ったよりもコイツにイカレてやがる

感触、体温、音、声、ぜんぶ閉じ込めて出したくねぇ。
本気で思ってる俺が居た

……To Be Continued…

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