act 17

「スイマセンでした・・」

正座をしているのは神楽の方だ
沖田は、ビショビショになった服を脱ぎ、そのまま上半身は何も纏わず、熱湯で濡れた自分の髪を、ゴシゴシとタオルでふき取っている所だった

無言で、神楽を凝視する。

「だから、悪かったって言ってるダロ!!お前だって人の体・・・・」
そこまで言って、恥ずかしくなったらしい
もごもごと口を動かす
下を向き、いじいじと何か言い続けている

「何か言いたい事があるんですかィ」

「ぅぅぅ・・お前だって・・お風呂・・・覗いた・・クセに・・」
顔が真っ赤にへと変化する

「あぁ・・バッチシ見えグホォォ!!」
側にあったクッションをフルパワーで沖田の腹へと沈ませる

ぐぉぉぉと喚き声を出し、一変、タオルを投げ捨て、神楽を見下ろす
双方でメンチのきりあいが始まる

「テメーが長風呂してっからだろィ!人んちでどこまで入ってんでィ!!常識ってモンを知らねぇのか!」
「お前が入れって言ったんダロ!」
「誰がこんな長い時間入ると思うかよ!」
「覗いたのは事実ネ!」
「へっ!お前のちんけな胸なんぞグホォォォ!!ちょ、おま、待て、悪かった!すまねぇ!!ちょ」
「ちんけな胸って言うなぁぁぁ」

机の上の、教材を、沖田の頭上から振り下ろす。さきほど入った神楽からの一発が効いてるらしく、直に痛みが走る
「人の気にしてる事をぉぉぉ!!」


頭上には、教材の降ってくる衝撃
必死に自分をかばう
突如、ピタリと攻撃が止む



教材から、身を守っていた腕を、顔から沖田はのけた。攻撃がいきなり止んで、何故だと神楽を見てみると、目が赤みがかっている。沖田が驚き、手を伸ばそうとすると、クルリと反転し、すごすごと沖田のベットに入っていった


沖田はガリガリと頭を描き、ベットにへと足を向けたのだった



……To Be Continued…

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