「失礼します。三代目、先程の鷹は。」
「すまないな任務が終わったばかりだというのに。15班に増援に行ってもらいたい。」
「え!?里外任務ってことですか!?」
「そうじゃ。ランクはB。中忍の小隊が音隠れの領域にて襲撃をされておる。今どこの上忍班もまだ任務から帰ってきていない。動けるのがお主ら二人なんじゃ。
カミコは下忍じゃが、シカクから有能と聞いておる。
此処から2時の方角、20分じゃ。 ―――――――散!!!」
下忍になって一週間。
まだ里内任務しかしていないカミコに舞い込んだBランクの里外任務増援。
今まではシカクやカカシ、木人に対しての攻撃だけだったカミコが初めての実戦である。
「カミコ、緊張するか?」
「はい…少しだけ。……大丈夫でしょうか私なんかで。」
「自信を持て。俺は大丈夫じゃないやつをBランク任務には連れていかねぇ。お前が木ノ葉にきて毎日修行をしていた相手は誰だ?」
「……シカクさんとカカシ先生です。」
「そうだ。お前は俺の動きをわかっている筈だ。俺が後ろでサポートしてやる。ただし、尋問部に引き渡すのだけは忘れるな、いいな?」
「っはい!」
ドクンドクン、と緊張なのか興奮なのか恐怖なのか。
色々な想いが鼓動となって高鳴るカミコは、シカクの横にピッタリと着いて現地へと急いだ。
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