カミコ「(どうする…恐らくこの後木ノ葉は――――…、)」
ペインの一件で木ノ葉はまもなく戦場となる。
自分が今こんな状況でどう戦えばいい。
そんなことを考え、家に向かっていた足を火影邸へと戻した時だった。
「カミコ!」
「――!…カカシ先生 、」
息を切らしたカカシがカミコの後を追ってきていた。
「どうしたんですか…?」
「顔色があんまりよくなかったから…。また何か隠してるんじゃないかなって気になって。」
ホント、こういう時の勘はよすぎるんだから……。
「カカシ先生って、エスパーか何かですか?」
「ハハハ。―――大丈夫だ。シカクさんやシカマルが背負えないお前の重い運命は、俺が一緒に背負ってやる。」
「カカシ先生………。」
「これでも、一応俺強いんだよ?一応ね。だから話してくれる?」
そうマスクの下、にっこりと笑みを浮かべるカカシを見れば、考えていたのが馬鹿らしく思えてきた。
私は釣られて笑みを浮かべる。
この後の戦いでカカシは命を落とす。
生き返るが――――みすみすそれを見逃しは出来ない。
次の私の新しいミッションは六道からカカシ先生を守る事。
大丈夫、私の選択は間違ってない、だって……、
私には頼もしい仲間が沢山いるんだから。
「……カカシ先生。」
「ん?なぁに?」
「……もう間もなく、木ノ葉は戦場になります。」
「!!??」
「正直今の私は万全ではない、まだ怪我も治ってません。でも、木ノ葉を守ってみせます。――――、一緒に闘ってもらえますか?」
当たり前だ、とカカシは首を下に振る。
これでカカシは私の近くにいるだろう。
シカクとシカマルに関してはこの戦いで負傷はするも、生死を彷徨うものではない。
―――そんな話をしている時だった。
阿吽の門で爆発が起きる。
「!!?」
「――――すぐ、だったみたいですね。行きましょうカカシ先生!!」
私は、居るであろうイルカの場所へと向かう。
そこでカカシ先生が六道の一人と戦って一度命を落とすのだ。
―――でも、私がいる。
だから、無駄に殺させはしない!!!
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