あとがき
「空飛ぶにゃんこ」これにて完結です。
連載をはじめた当初は、まさかここまでシリアスな話になるとは思ってもみませんでした。うっかりすると、すぐシリアス路線に走りたくなる私の性格が原因なのですが……。
このあとは、本編では書ききれなかったお話などを、番外編という形でアップしていきたいと思っています。他の兄弟たちの話も書く予定ですので、楽しみにお待ちください。
それと、国王になった団長さんですが、性格は変わっていません。国王になると、性格が変わる人と変わらない人がいます。レーヴェローゼの兄でもある前国王は前者で、どちらかと言うと寡黙な人でした。
本編の補足になりますが、このあと主人公と団長さん(国王)はすぐ結婚とはならず、まずは婚約して、結婚は追々にという感じになります。
騎士団長と国王の結婚ですからね。色々な準備がありますし。子孫を残す必要がないので、男同士でも問題はありません。
ちなみに、就任式典でイチャラブした二人ですが、これから二人の出会いからいまに至るまでの話が、人々のあいだで物語として語られていくことになります。
引き裂かれた婚約者たち。自分を忘れた恋人を守るため、騎士団に入隊する天獅子族の若者。何十年ぶりに顔を合わせたあなたは、もう自分のことを覚えていなかった。それでも僕はあなたが――的な悲恋からのハッピーエンド的な話で、主人公もそれを聞いた時は、いったい誰の話?と首を捻ったそうです(笑)
書籍だけじゃなく歌劇にもなって、いや、ほんと誰の話よ?くらいに内容が改変されてると面白いですね。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました!
2019/06/14 久臥 拝
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