艦橋へGO!

『ダイキ:結局どういうことだったんだ?』

無事アークスシップに帰還した私達を、チームメンバーのみんなが迎えてくれた。
いつの間にか紫原くんもインしていたようで、リアルでは大きな身体だけどPSO2の中では小さな身体で体育座りのロビアクで更に縮こめている。

『ぷそこ:わかんないー…でもめっちゃこわかった』
『みほーく:まぁNPCめっちゃ出てきてたし、新しく実装されてたクエ的な感じじゃねーの?』
『征:それにしては異常だったように思うが』

赤司くんがかなり深刻そうにそう呟いていたけど、無事だったからいいじゃん!とか能天気に言ってみた。
でも事態はかなり深刻なようで。

『ももくろ:でもなまえちゃんたちがクエストに行ってる間、フレリス内に名前が無くなってて本当に心配したんだよ』
『林檎:ウィス送ろうとしてもPTチャットに反映されていたな』
『エース様:…確かに、クエスト中もチームチャットやウィスが使えなかったのだよ』

待っていたチームメンバーのみんなはかなり心配していたようだ。
バグとかそういう問題じゃないってことなのかな…?
とりあえずなんか不安だからメインBoに戻してこよう。
と、クラスカウンターに向かおうとしたら、ザザッという音と共に通信が入った。

『シエラ:ぷそこさん、征さん、みほーくさん、エース様さん!聞こえますか?』
『ぷそこ:ファ!?』
『シャラ:え!どうしたんスか?!』
『みほーく:いや、通信が…ってお前らには聞こえてないの?』

突然聞こえて来た声にびっくりして大声を上げてしまい、その声に黄瀬くんが反応する。
どうやら私と赤司くん、高尾くん、緑間くんにしかこの通信は聞こえていないようだった。

『シエラ:突然すみません!先ほどの事件についてお聞きしたい事があるので、お時間頂けますか?』

なに、今度は何のイベント!?とかおろおろしながら赤司くんの所に駆け寄って、意見を仰ごうと見つめる。

『征:…どこに行ったらいいんですか?シエラさん』
『シエラ:それでは転送しますね!』

シエラさんは赤司くんの質問には答えてくれなかったが、そう言った後に私達の身体がテレパイプに入った時のように光って目を開けたら見覚えのない場所にいた。
…どこ、ここ。



(ぷそこ:あー!クラスFoのままだ!)
(みほーく:またクエスト始まったらやべーじゃん)
(征:大丈夫だ、なまえはオレが守る)


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