【メガププはパジャマで12時間過ごさないと出られない部屋に入れられました。 by診断メーカー】
*短文。
「………TFなのに何でパジャマを着ないといけないんだ」
「仕方あるまい。着なければこの部屋から出られないと書いておるのだからなぁ」
「だからってなぜお前と2人きりで12時間も…!悪夢だー!」
「潔く諦めろぃ。それより早よぅせんと時間を無駄にするぞ。ほれ、とりあえずこれを着ろオートボット」
「いや、TFが人間が着るようなパジャマなんて着られないから……って、何だこれ?」
「見て分からんのか?フリフリエプロンだ!新妻が着るようなアレだ!」
ピラリン☆
胸にはハートマーク、裾に白のフリルが可愛らしいエプロンをあのメガトロンが満面の笑みを浮かべてかざしてくる姿は悪夢そのものだった。
オプティマスは軽く目眩がして、意識をシャットダウンしたい誘惑にかられるがなんとか堪える。
「…一応聞くが、誰が着るんだ?お前が着るのか?」
「タコぬかせ!貴様が着るに決まっておろうが!?」
「わ、私だって嫌だー!絶対に着ないぞそんなもの!うわおいこっち来るな!気色悪い笑顔でこっち来るなぁぁー!?」
「クックック…屈辱に震えるがよいわ!」
「うわぁぁー!?」
……12時間後。
「ねぇオプティマス、昨日の夜はどこ行ってたの?オプティマスが朝帰りなんて珍しいじゃーん?」
「ひょっして秘密の密会?だったりして!」
「違う…違うんだよ、サリ…」
「ほぅ〜子供に言いづらいならおいがじっくり、詳しく聞いてやるぞオプティマス?」
「う…ら、ラチェット怖いよ…」
「オプティマス〜?」
顔は優しく笑っているが、オプティックはカケラも笑っていない。怖い。
(め、メガトロンのせいだ…!)
オプティマスは半泣きでここにはいない破壊大帝を心から恨んだ。
(終)