歩静、妹と電話

歩「静眞、写真ありがとう。千鶴ちゃんと鶴芽が本当に似てて驚いた」

眞『私もびっくりしたよ。会長さんも雰囲気そっくりだし』

歩「世間って意外と狭いな」

眞『そうだね。お兄ちゃん、文化祭のコスチューム写真は?』

歩「まだ出来てなくてな。可愛い輝利の魔女っ子姿は期待してろ」

眞『輝利さん魔女っ子なの?狼だと思ってた』

歩「兄弟で魔女っ子をさせる」

眞『輝利さんに兄弟がいるの?』

歩「鶴芽の隣に写っていたのが与人。輝利の弟だ。年は静眞の一つ上」

眞『見たことがない可愛らしい方がいると思ったらそうでしたか』

歩「小さい頃会ったことが有るが覚えてないか?」

眞『はい。残念です』

歩「与人と静眞が並んだらお姫様二人でそれはもう可愛かった。今も凄く可愛いけどな」

眞『お姫様?』

歩「与人を女装させて遊んでたんだ。だからお姫様」

眞『嘘!っと言うことは与人さんは私の初恋相手?!』

歩「なんだそれは初耳だ。詳しく話せ」

眞『小さい頃綺麗なお姉ちゃんだなぁって一目惚れしてたんだけど、与人さんが…』

歩「静眞、悪いが与人には恋人が居るんだ、だから諦めてくれ」

眞『お兄ちゃん気にしないで。私好きな人いるもん』

歩「誰だ?!至急お兄ちゃんに紹介しろ!」

眞『秘密。まだ告白してないから。じゃあ切るね。輝利さんの魔女っ子楽しみにしてるから。おやすみなさい』

歩「まて静眞、まだ話は!……切れた」

輝「歩静、電話終わった?静眞ちゃん元気だった?」

歩「輝利、どうしょう。静眞が大人の階段を登る」

輝「え?!」

歩「相手は誰だ?どこの馬の骨だ?」

輝「歩静、静眞ちゃんは女子校でしょ?相手は女の子の可能性も」

歩「千鶴?麗香?教師か?!」

輝「歩静……静眞ちゃんより俺を構って!」

歩「輝利!静眞から聞き出してくれ!」

輝「シスコン歩静!バカバカバカ!」

歩「コラコラ切るな。カッターじゃなくて携帯を持って静眞に電話しろ」

輝「静眞ちゃんの馬鹿ぁあぁあぁあ!」

歩「輝利、お前でも静眞を侮辱したら許さん」

輝「シスコン卒業してぇぇえ!」





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