モニター室の三人
松「交流会という名の舌戦に呼んでいただき感謝する。私立暮古月学園代表として祝辞と突っ込みや代理を務める松下強だ、宜しく。そして祝辞の前に謎のY出てこい、舌戦の説明を求む。もし羽山に不利な競技ならば会場をブッ壊す」
叶「私立聖桜学園一年、生徒会雑用(という名の下僕)・叶歩とー」
二「同じく私立聖桜学園一年、生徒会の知り合い・二ノ丸周です。よろしくお願いします」
叶「松下さんに謎のYから伝言だよ。
『密が優勝しますように…。』
あれ、何?この血文字…保健の先輩かっ!まーちーがーえーたー!!」
二「『松下くん落ち着きたまえ。羽山くんなら大丈夫。今ごろ誰かとちょめちょめな関係………になってないから大丈夫!説明は叶と二ノ丸の一年コンビに聞いておくれ。謎のYより』…こっちが本物でした」
松「(血文字?)そうか、なら落ち着いている方の一年の二ノ丸君、説明を頼む」
二「了解しました。舌戦とは言い争いや口論を意味します。つまり、言葉を巧みに操って戦えって事ですよ。交流会ですし、勝敗にこだわらない方が楽しめると思いますよ」
松「成る程、言い争いや口論を楽しむか……二ノ丸君、羽山のって言っても分からないか、先鋒の相手の名前と住所、電話番号を教えてくれ。
羽山を泣かしたら絞め上げる為に。頼む」
二「すみませんが、教える事は出来ません。松下さんはうちの先輩を締め上げる事よりも…羽山さん、でしたか?を守る事を考えて下さい」
叶「来る…赤いストーカーが来るよー!怖いよー!!」
松「あぁ、そうだな。(羽山が泣き付いてきてくれるという下心だったんだが)考えておく、ありがとう。
……っておい、赤いストーカーって誰だ?傷害的危険人物か?」
二「いえ、ただのド変態ですから気にしないで下さい」
叶「それより今は松下さんをエンジョイさせて!分からない事があったらどんどん質問していいんだから!オレ達をどんどんこき使っていいんだからね!」
松「大丈夫かこの交流会、っと電話?誰だ?」
?『松下先輩、早くその場を済ませて始めさせて下さい。長いですよ』ブツッ
松「……すまない、何か有れば君達に頼らせて貰おうと思う。舌戦、始めよう」
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