一通の手紙…聖桜学園の場合
『ハロー、ご機嫌いかが?いろいろ説明省いて、皆さんには他校の方々と舌戦して頂きます!他校と交流出来るよ!やったね!じゃ、頑張って!謎のYより』
怪しい手紙を声高らかに読み上げた秋川のおかげでシーンと静まり返る生徒会室。どこからツッコめばいいのか悩んだ末、切り込み隊長(仮)の響が口を開いた。
響「とりあえず、謎のYを探し出して締めるか」
叶「爽やかに物騒!」
三「そうだね。僕らを巻き込んだ事、後悔させてやらないと」
叶「真面目に取り組む姿を見せて!」
秋「叶、俺達はいつだって真面目だよ。どうやって他人で遊ぼうかとか真面目にそらもう全力で考えてる」
叶「なんてはた迷惑な!」
悠「これって強制参加だよね」
二「そうですね、他校との交流会みたいですし生徒会で行って来たらどうですか?」
響「まあ、謎のY潰すついでに行くか」
三「しょうがないね」
二「俺と叶で祝辞出しますから、さっさと行って来て下さい。巻き込まないで下さいマジで」
悠「二ノ丸って意外と辛辣だよね…」
叶「保健の先輩は?こういう時、ノリノリじゃん。行かないの?」
久『その日、ちょうど検査入院』
秋「久流諏のおかげで会場が真っ赤に染まるところ、見たかったな」
久『血祭りにあげる的な意味で?』
悠「…いや、吐血的な意味でだよ」
響「あ、密は行く?どうする?」
秋「行こう!」
響「お前に聞いてねーよ!」
久『僕とお留守番する?』
響「二人っきりにはさせねーよ!」
三「という訳で弟くんの意志は無視して参加ね」
密「………これが本当の、強制参加」
?「ゆうちゃんが他校と交流会だって…?ゆうちゃんの貞操が危ない!僕も急いで支度をしなければ…」
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