先鋒・羽山VS時雨(後編)
悠「うん!大好き!」
?「ゆうちゃん、それ、もちろん僕に言ってるんだよね?」
悠「………いえ、あの…」
羽「言い切っ…うおわぁぁあ?!誰ですかー?!」
陵「初めまして、ゆうちゃんのいとこで世話役の清和学園2年・時雨陵だ。自己紹介とかはいいよ。ずっと盗聴してたから」
羽(何だよこの人、時雨先輩のいとこ?!盗聴器って怖いな!)
「時雨先輩、この人の言ってることは本当ですか?」
悠「…陵は本物の変態だけど、いとこで世話役だよ」
陵「ゆうちゃん会いたかった!ゆうちゃん可愛いよゆうちゃん!」
羽「そう、ですか」
悠「は、羽山くんっ、見てないで!たーすーけーてー!!早くー!」
陵「はは、相変わらずゆうちゃんは恥ずかしがり屋さんだね。おっと、こんなところにベッドが…」
悠「いーやー!」
羽「えぇ?!あーえっと!保健室のベッドは病人が寝る為にあって健康な人は使ってはいけません!」
(言ったのは良いけど無理な気がする!)
陵「何を言っているんだい、羽山準。保健室のベッドはこういう用途に使う為にあるんだよ」
悠「ひっ!どこ触って…!」
羽「その用途間違っていますから!事に及ぶなら他当たってください!」
(やっぱり無理だったー!止めろぉぉお!ノンケの前でするな!吐くぅうう!)
陵「………君、もしかしてさ。こういうの見るの慣れてないの?顔色悪いよ」
悠「うわ、あ、お嫁に、行けない…」
羽「他人がシているところを見慣れてる方がおかしいと思います。それに時雨先輩、お嫁ではなくお婿だと思います」
陵「ふふ……あは、あはははは!君、面白い!本気で嫌な顔してる!僕もゆうちゃんも見られて興奮する変態じゃないんだから最後までする訳ないでしょ」
悠「…羽山くん、変な物見せてごめん」
羽「……俺帰ります。後はお二人でごゆっくりどうぞ。時雨先輩、クッキー御馳走様でした。残りは持って帰って食べますね。今度有れば邪魔されず二人で話しの続きをしたいです。今日はありがとうございました!」
悠「あ、うん!え?!陵と二人っきりにしないで羽山くん!あ………」
陵「帰っちゃたね、ゆうちゃん」
悠「み、陵の馬鹿!!」
陵「…ゆうちゃん、邪魔者はいなくなったし続きしようか」
悠「ひっ!ぎゃあああああ!!」
羽山準離脱により、時雨悠飛の勝利…?
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