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最終更新2021/10/15(詳細はUPDATE)

恋のエマージェンシー

俺はハッキリ言って喧嘩っ早くて、口数も多いから殆どの勝負は負けない。

例えば日課になりつつある黒っぽいモンゴロイドとの喧嘩は、せめてドロー。意地でも、負けたりはしない。

「ヤンキーが純粋な高校生を睨まないで下さい」

今日も今日とて、サーファーかと言うくらい陽に焼けた不良から何か言いたそうな視線を感じたから、言われる前にマシンガンを向けた。

「純粋な高校生が殴り返すかボケ!」
「身に覚えがさっぱり」
「小学3年からの付き合いで何を抜かす」

いつもの様に反論してくるアイツにウキウキルンルンしていると、いつもの様にいつの間にかクラスメートは皆居なくなってて、二人っきりで。


何かのシグナルはあったのだろうか?


何が勘に障ったのだろう。
ああ、エマージェンシー・危機的状況。鈍すぎた悲劇か、耳年増の悲劇か。



押し倒されてしまいました。






ちゅ、ちゅ、ちゅっ、と。胸で幾つものミ●キーマウスが踊っている。やめて欲しいのに、やめての「や」で女優に変化してしまうから駄目なのだ。
それも大人向けの女優。でも俺のオッパイはもみもみしてもきっと、



「やっ…あぁ、ん…っ」
「ん、凄い、可愛い」

可愛くもなければフワフワでもないのに。
けれどこのイケメン極悪不良強姦魔、ヘタレの癖に慣れている、………気がする。健全な高校生にはその違いなど判らんけど、でもやっぱり、いきなり押し倒しAすっ飛ばして、アダルトBコース、なんて。


初心者には刺激が強すぎます。


「此処。」
「ひゃ、やっ…ふ、うぇ」
「気持ち良い?」

素直にうんうん頷くから駄目なんだ。でも花の高校生、欲求には適わない適わない。だって、本当に気を失いそうなくらい気持ちいいのに。

色んな所にちゅちゅちゅ、と。ワンコキッスが駆け巡る。ついつい、可愛いとか思ってしまって。
乳首をちうちうしているのを見た時、何故か母性本能直撃だった。


ちうちうしている脱色しまくりな金髪を、ぎゅうっと抱き締めたらほっぺにフワフワな髪の毛が触れる。
そのずっと下、撫で撫でされている腹よりも・下。とんでもない所にとんでもないモノがINしていて、最初からこれっぽっちも痛くなかったのは何故だろうかと考えた。

紛れもなく清らかなボクちゃん。処女航海、海は広かった。
やはりどう考えても、このワンコが慣れているからだと思う。でなければ流血騒ぎだ、スプラッタ。


「うぅ、狡…い! 俺、処女なのに…ィ!」
「あん?んな事、知ってるけど?」
「何でこんな事すんだよ! ひーどーいー」
「お前が言ったんだぞ?」
「何が!」
「好きだって言ったら俺も、って」

は?

「好い加減抱きてぇって言ったよな。お前、優しくするなら処女くれてやるって殴り掛かってきたろ?」
「い、いつ?」
「さっき」
「け、喧嘩の時? マジで?」
「嘘吐いてどうする」

真剣な表情で眉を寄せている姿に瞬きをした。立ち上がろうにも体の中でとんでもないモノがくちゅくちゅしてて、色んな意味で恥ずかしくなる。
どうやら喧嘩っ早くて、売り言葉を買いまくる馬鹿が俺の事らしい。


「どうした? 紅葉みたいに真っ赤だぞ、可愛い」

愛しくてたまらないって顔で微笑むイケメンに、買い言葉ではなく恋してそうな・気配。



「もう、死んでもいいくらい幸せだ」

ああ、エマージェンシー。

  PCサイトのものを丸写し。不良×強気、後にバカップル。

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*めいん#
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