椿鬼
● 椿鬼 (つばき)
○ 身丈 { 2メートル強 }
○ 様相
{ 白く、腰よりも長い丈の髪 }
{ 角 }
{ 白銀の瞳、灰白の眼球 }
{ その顔に表情を浮かべることはほとんどないが、人形のようだという訳ではなく、単なる無表情 }
{ 色のない、白い唇 }
{ 肌も白く、磨かれた木材のように滑らかで、時折木目が浮いて見える }
{ 一部の皮膚は樹皮のように堅く厚く、身を護るのに用立てている これもまた白い }
{ 白い水干を身に纏った姿で現れるが、足には何も履いていない }
○ 概略
{ 本体であった樹を失くし、朱鳥に憑く }
{ 鬼と言うよりは精霊に近い類のもの(妖)だが、どちらにしろ妖気を扱うことに変わりはないので、朱鳥共々お互いに気にしていない }
{ 朱鳥は椿鬼の妖力を生命力のようなものとして受け取ることにより、通常の人間よりも高い治癒力を備える }
{ 椿鬼は朱鳥に憑くことにより、本体を失くしながらもその存在を保つことができる }
{ それぞれ、もちつもたれつの関係にいる }
{ 外持山の件以降、朱鳥とのつながりがより強固になったことで、朱鳥は平時でも(人の姿でいても)椿鬼と同調し、その力の一部を扱えるようになる }
○ 経歴
{ 朱鳥が17歳の時に起こった火事で、互いは出逢う }
{ 朱鳥はその火事で瀕死の重傷を負い、椿鬼も本体の樹を失くす }
{ 以降、椿鬼は朱鳥に憑くが、表には現れず内で眠っていたために、朱鳥はそのことを知らずにいた }
{ 数年後、帝都憲兵隊に配属された朱鳥が巻き込まれたとある事件がきっかけで椿鬼は再び目覚める } 朱鳥が雷鬼と初めて遭遇するのもこのとき
○ 能力
{ 身体の一部を植物の体に変え、操る / 指→枝、腕→幹、皮膚→樹皮 のように }
{ 標的から水分を奪う / 奪った水分は体内に摂取できる 干からびさせることも可能 }
{ 妖力を生命力として委譲する / 対象は動植物を問わない }
{ 植物との意思疎通 / 合意を得ることができれば操ることも可能 }
{ 武器・得物の生成 / 木製に限る }
{ 匂いによる錯乱、記憶の改竄 / 人にはわからない程度の香椿の匂いを振りまき、刺激を与える }