那月視点
いつかさっちゃんは消えてしまうんじゃないかと…なんとなく解っていたつもりだったんです。
「もう俺がいないくても那月は大丈夫だ。」
「ぇ…?」
でもこんなに早く別れが来るなんて、嘘ですよね…?
「愛してる那月、幸せになれ。」
「いやですよ、さっちゃん!」
僕の言葉に困った様に笑うさっちゃん
あぁ、さっちゃんは本当に逝ってしまうですね
「じゃあな、那月」
そっと柔らかいキスをされ、一瞬でさっちゃんが消えてしまった。
「さよなら僕…、改めてさっちゃんいや僕よろしく……ね?」
溢れ出た涙は止められなかった…
end
(さよならさっちゃん)