いつかこんな日が来るって解ってた…解ってた筈なのにな…「さっちゃん?」純粋な瞳、弱く脆い心を全て、全て、俺が守っていた。なのに、那月は俺の手から離れ一人で強くなった…直ぐに傷つく弱い精神が今じゃしっかりして…俺は多分、いや用なしなんだよな。「那月…」「はい、どうしました?」「もう俺がいないくても那月は大丈夫だ。」「ぇ…?」 ← back → (1/3)