お題 | ナノ






「本当に一生消えない傷を負わせた」
「…またなんて来ないよ」
「泣きたい時は思いっきり泣いとけよ、ここ誰もいないし」
「…………あたしってそんな風に見える?」
「あたし負けないからね」
「なんでも1人でがんばろうとするなよ」
「ちょっ…なに泣いてんだよ」
「やっぱお前には譲れない」
「…………あんな奴ら大っ嫌い…っ」
「くさってるねあんた」



「…1年前はごめんね?」
「言葉で言ったって本当の気持ちの半分も伝わんないよ、他人には」
「だからもう逃げない」
「言いたいことあるならちゃんと言えよな」
「本気でほれてたのはおまえだけだった」
「でもっ最後だからっ絶対…っもう泣かないから…っ」
「アイツのこと…もう泣かせないであげて下さい」
「あたしが本気で怒らないうちに消えな」
「大事な友達を泣かすことしかできないなんて悔しかったんだよ」
「けど頑張るしかないじゃん、あたしはあたしのできることを」



「だってこのままだとふっきれないよ、うちら今までと変わんないよ」
「どっちにしろ過去は過去でしかないんだよ」
「だって普通はいつも笑えるわけないのに」
「好きなんて言えるわけないじゃん、そんな簡単に」
「なんで俺のこと避けてんだよ俺なんかしたかよ」
「彼女には負けるわけにはいかないんです」
「ちゃんと向き合いなさいよ!逃げんな!!」
「私はもう笑えないよ」
「幸せか不幸せかは本人次第だ、周りの人間が決めることじゃねー」
「あたしは自分が間違ってないと思うことから逃げたりしない」




「…お前の突き放し方がわかんねえんだよ」
「そんな顔しないでよ…今さら裏切られたみたいに」
「あんたがそんバカなこというやつだとは思わなかった」
「人の気持ちも汲めないようなあんたに教えてもらうことなんねーよ」
「弱いやつがイキがんじゃねえ」
「言えないの それも約束の一つなの」
「だからこれ以上あたしの気持ちを乱さないで」
「日の光が自分に当たれば後ろに影ができるだろ?お互いがお互いのそーいう存在なんだよ」
「……やだお前のことそんな適当な気持ちで扱いたくない」
「でも拒絶されることに慣れてるんだもん 自分から話しかけるのはやっぱり怖いんだよ」





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