次の日から、恐ろしい目線が俺を突き刺した。
女性からも男性からも、嫌な目がこちらを見て、コソコソと話をしている。

汗が噴き出す。そういえば、行きにも街で視線を感じた気がする。
電車内でも、なんだか嫌な視線を感じた気が。

恐ろしかった。本当に俺は、世間の晒しも者になってしまったんだろうか。



「あぁ、生きてただ。つか、あんなんされたら、俺なら死にたくなる」
…根源である同僚の姿だった。


「っおぐ、ん、ぅんっ…」
「ほら、喉いくよ」

タンタンと、セックスしているのがよく分かる音を立てて、ぶつかり合う腰と顔があった。
しかし、その顔の表情は、決して喜んでいるものではない。
むしろ、今にも嘔吐してしまいそうな勢いだった。

目の焦点は合っていない。

俺の喉を、好き勝手にするこの男は、うまい具合に窒息しないようにいきなりペニスを抜いたりしてくる。
だから、俺の意識がぼーっとしている、ちょうどいい状態で、イラマチオしている。

意識がぼーっとしているからいいなんてもんじゃない。
当然えづき、吐きそうになっているに決まってる。
でも、容赦しないのだ。

今日着ているスーツは、最近新調したばかりだと言うのに…。


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