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それからどれだけ経っただろうか?
もう部屋は換気しないと、僕ですら気持ち悪いくらいの空気になっていた。
それでもなお、その子はそこにいる。
動けず、話せず、拒否などもってのほかで、飲み下しているんだろうね。
そう考えると、その子の健気さが凄く可愛いと感じてしまう。
これが終わったら、目一杯可愛がってやろう。
「っふ、ぐ……あぁッ」
最後の男が、その子の口の中に射精する。
これでラスト。
出した人から帰ってね、と言ったから、もうこの空間には僕とその子だけ。
先ほどまでに無かった静寂が、訪れる。
「っぉご…がぷ、ごっ」
その子が相当苦しそうな声を上げて、時間をかけて精子を飲んだ。
長い時間、僕は意味もなくその様子をただただ見つめていた。
「……よく出来ました」
数時間ぶりの喋り声。
奴隷の子は、ビクンッと体がかなり大きく震えた。
開口具からは、飲みきれなかった精子が混じり合って真っ白になっていた。
薄い精子の中に濃いのとかあって、なんともリアル。
こんなんを飲んだんだね、って思うと、どうも苦笑。
近付いていって、目隠しを取ってやると、
「ぉ……ごっ……」
泣き腫らした目が、あって。
「…君……」
その子は、見ないで下さいとばかりの瞳で見つめてきた。
「泣いていたの?」
否定しない。
なんだか、あまりにそれが…
fin.
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