「それじゃあ、目隠しするから」
「えっ?」

疑うような声が出されて、僕の方を見上げた。
精液飲むのは良いのに、目隠しって聞くとそんなに不安そうにするんだ。
ちょっと変わってるよね、というか、ビッチなだけか。

僕は、その子の背後に回ると、皮の目隠しを付けてやる。
不安げに身体を強張らせていたけれど、今更泣いても喚いても止めないよと言わんばかりに、身体を固定してつける。
次に、お楽しみの開口具を取りだす。
でも、その子は当然見えないよね。

「は、は…次は、何を」

音で察したらしく、僕に息を切らして(興奮してるのかな)問い掛けてくる。
けど僕は答えなかった。余計な事を感じ取られてもね。

「良いから、口をあけて」

囁いてやれば、変な顔一つせず口を大きく開いた。
変な顔をしないというか、目隠しで顔面の大半が隠れているのだけれど。

僕が顎を持ち上げてやり、小さく笑いながら開口具を丁寧に付ける。
ん、と小さく唸ったが、僕はやめるつもりは全く無くて。


そうそう、男の人数いくらだったかなぁ。
50人とか60人とかだったかなぁ。

途中で飽きて僕だけどこかに行ってしまうかもしれないとか、胃空っぽにさせればよかったとか思ったけれど、その時の僕はそんなのに惑わされることないくらいに、ただ興奮していた。



カシャンとカーテンを開ける。
その子は吃驚したみたいで、身体をまた大きく跳ねさせて反応した。
その様子すら僕の笑いを誘う。
きっと今の僕は、にやにやとしてて気持ち悪いんだろうなぁ。


男達は、既にギンギンになっているおちんちんを扱いていた。
その様子は、何だか獣みたいで、ぎらぎら瞳を光らせて、目の前の奴隷の子を見詰めていた。

僕は用意した、しっとりとしたワインレッドの天鵞絨のソファに腰掛ける。
今から此処でその一部始終を見るのだから、今からにやにやしていたらどうなることやら。


男達の熱気のせいで、カーテンで遮っていたむわりとした温い空気と、独特のイカ臭さが部屋を包んだ。
…ふと、奴隷の子を見詰めてみれば、なんとおちんちんが勃起してるじゃないか。
この臭いの所為だろうか?それとも、男達の性的欲求を悟っているのだろうか?
後者だとしたら、ほんとにこの子はとんだビッチだよ。


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bkm
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