すばるのチケットを発券した話
2020/01/18 19:31

渋谷すばるさんのツアーのデジタルチケットが発券可能になった。

私は出張族なので、ツアー中もきっとなんやかんやで出張中だろうと思い、
出張先から一番近い会場で最速先行を申し込み、当選した。

発券してみると、2階席だった。
悲しい気持ちにはならず、むしろ懐かしく愛しい記憶が思い出された。



渋谷すばるさんは、かつてジャニーズ事務所に所属していて、
関ジャニ∞というグループで活動していた。

関ジャニ∞での活動期間中である2015年、2016年に
ソロのライブツアーを行っていた。
私は大阪の実家に住んでいたので、
2015年は味園ユニバース、2016年はZeppなんばの公演を見に行った。

2015年のライブは、彼が出た味園ユニバースという映画の宣伝にも近いライブで、
ライブ途中、出演者が退場して映画の映像がスクリーンに映し出される演出なんかもあった。

それとは対照的に、2016年のライブは、歌、歌、MC、歌
普通の、というのも変かもしれないけど、普通のライブだった。
ジャニーズのツアーでもよくやるし、前年の本人のツアーでもあった
映像を流して出演者の休憩タイム、みたいなのもなかった、と思う。
普通のバンドみたいなライブ。
それでも、関ジャニ∞の曲や、関ジャニ∞のアルバムに入っていた彼の昔のソロ曲を演奏したりして
アイドルだけど、普通のバンドでもあって
どちらもごっこ遊びになっていなかったことに、とても感動した。

そのZeppでのライブ、私はZeppツアーと聞いて
バンドライブにほとんど行ったこともない女の子もたくさん来るだろうに、
1階で立ち見だときっと地獄やな、と思った。
スニーカーで来ない人や高い位置のポニーテールの人がいたり、
とにかく前で見たくて曲中MC中問わず後ろから押されたりするのかな、とか。
そしたら、当選したのは2階席で、安心したのを覚えている。

ドームとは違い、ライブハウスの2階席は十分近かった。
ドームですら音響にこだわって、リハ中客席を回って音の聞こえかたを確認し、PAに細かく指示をする彼なので、
ライブハウスでのライブは、もちろん音にもなんの文句もなかった。

彼の歌に私は何度か泣かされているのだけれど、
だいたいいつも感動で、とか、悲しい歌だから、とかではなく
楽しくて泣く。
こんなに楽しいと思えることが世の中にあること、
人生のたぶん比較的早い時期に、その楽しいと思えることに出会い、体験できていることに
楽しくて嬉しくて堪らなくて、涙が出る。

Zeppのツアーでは、「words」という曲で泣いた。
この曲、2009年の関ジャニ∞のアルバム「PUZZLE」に収録されていたソロ曲だった。
この年、私は高校入学を機に関ジャニ∞のファンクラブに入って、
初めてライブに行った。
が、ライブではソロ曲の披露はなかった。
ジャニーズのライブは基本的に、その年発売したアルバム曲以外は
シングル曲と、以前のライブでも盛り上がった超定番曲しかやらず、
ソロ曲やユニット曲(グループ内の二人とか、一部だけのメンバーで歌う曲)は、
それが収録されたアルバム発売年以外に披露されることは滅多にないので、
wordsは大好きだけど、生で聴いたことはなかった。

このwordsという曲、演奏は渋谷すばるさんのボーカルとピアノだけで、
間奏にはクラップが入っている。
歌詞も言葉遊びというか、ライミング重視のような感じで
楽しくリズミカルに遊んでいる感じの曲だ。
なので、ライブで楽しく歌う渋谷すばるさんを見て、
間奏で一緒にクラップをして、一緒に楽しみたいと思っていた。

ソロツアーでwordsの演奏が始まって、初めは嬉しくて嬉しくて、
楽しくニヤニヤと聞いていた。
間奏が始まって、クラップを一緒にやって、
間奏が終わった途端、涙が止まらなくなった。
こんなに楽しい曲で泣くのが、自分でもおかしくて、
でもおかしいと思えば思うほどどんどん涙が出てきたのを覚えている。



今回のツアーは、初めて行くホールで、
調べたところ、オペラなんかもやるような会場だそうだ。
むちゃくちゃ音良さそう。笑
約2年半ぶりに彼の演奏を見られることが本当に楽しみ。



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