脳筋女と軽薄男/セレナ

「グッモーニーン! セーレーナちゃ…ってどうしたのその目! ケガ! あーあー、頬も擦れて…、いったいどこでだれとデュエルしたの?」
「権現坂たちと歩いていたら、不良にからまれた女がいたから助けた。ふっ、群れた犬は威勢だけ良くてまったく相手にならない。」
「だーからってさー! もう、怪我までして。権現坂クンも居たのに何して…、きっとセレナが先走って真っ先にデュエル始めたんだろうケドさあ。」
「なに?! なぜ知っている!」
「あ、っはァ! 図星だった。顔は大事にしてよ〜、セレナが心配で夜も眠れな〜い。」
「うるさい。いつも言っているが、女だとあなどるな。」
「そうじゃないんだなー。ボクはセレナの顔だから心配なの。…って! 痛い! なんでいきなり肩パン?! ねえってば! あと、前は見ないと…ああ言わんこっちゃない。ねー! また顔面ぶつけたけど、大丈夫ー?!」






[prev] [next]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -