おめざめご奉仕/皇子



……、っ、く、…は、……ふっ、……?!な、な……貴様、何…、無礼もっ…ひ!………っ、は、はは、目覚ましという事か…よかろう、続けろ。……、ん、そうだ、随分と上達した。出来うる限り口を開け、自然と喉も開く。飲み込むつもりでやれ。は、…くっ、舌を使え、教えた通りに。忘れたか?そう、唇で締めながら、…ああ、そうだ、舌で口蓋に押し付けろ。………っ!…ふは、そうだ、締めろ。良い、これは、手を使わずとも…、んっ、……分かって居ろうな、出す、ときは、…っ、あ、ぐっ、………いっ…。…は、あ……。飲め。一滴たりとも無駄にすることは許さん。その拭った指の先もだ、丁寧に舐めろ。ひ、はは。

返事は如何した。…嗚呼、そうか。昨晩すべての歯を抜いたのだったな。ふむ、次は手足を切り落として…くく、いかにも慰み者に相応しい姿ではないか。何と名を付けようか。胴に首が乗っている動物…おお、梟はどうだ。いや貴様には賢しい動物かもしれんな。あれは放っておいても戻ってくる。それに引き替え貴様はどうだ、愉快、愉快。貴様のおかげで当座の玩具には困らぬ。くっ、ふはは。起きろ、上になれ。…ん?ああ、定例議会か。あれは日が変わった。大方、半端な行為の余韻を引き摺らせ悶々とさせようという算段だったのだろう?昨夜の事への意趣返しのつもりだろうが、貴様は見通しが甘いのだ。幸いにして今日は時間がある。嬉しいだろう。脚は腰に回せ、疾く。我の命が聞けぬのか。





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