武将、初めてのソフトクリームの巻
「あぢー・・・こんなクソ暑いのにクーラー壊れるとかマジ不幸・・・」
「お館様ああああああああっ!!!この幸村、熱く滾っておりまするぅぅぅぅぅぅっ!!!」
「いぃぃぃぃぃぃえぇぇぇぇぇぇやぁぁぁぁぁぁすぅぅぅぅぅぅっ!!!!殺してやるぞぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
「うるせぇぞ騒音コンビぃぃぃぃぃぃ!!!!ただでさえ暑苦しいんだから静かにしろやぁぁぁぁぁぁっ!!!!・・・あー駄目だ、怒鳴ったらますます暑くなってきた・・・」
「だらしねぇなァ丈花!俺ァこんな暑さ屁でもねえぜ?」
「そりゃあんたらはクーラーなんぞ無い時代にいたから平気でしょうけど、こちとら文明にどっぷり浸かった現代人なんだよ!クーラーのない夏なんて信じられない、こたつのない冬しかり」
「まあまあ、くーらーは身体に良くないって近所のおばさんも言ってたし、修理が終わるまでは扇風機で我慢しなよ」
「ムリ!暑い!佐助、アイス買ってきて!私ソフトクリームがいい!」
「そふとくりーむ?何それ?」
「あれ、ソフトクリーム食べたことなかったっけ?」
「うん、あいすは食べたけどね」
「じゃー仕方ない。せっかくだから食べさせてあげますか」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!美味でござるぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
「へー、これがそふとくりーむかぁ。冷たくて甘いんだね」
「おっ、こいつはなかなかじゃねぇか!野郎どもにも食わせてやりてぇぜ」
「丈花、二つめを早く寄越さぬか」
「元就食べ終わるの早っ!!ダメダメ、一人一つ!!」
「フン、使えぬ者め」
「怒るぞテメェ!!・・・って三成、食べないの?バニラ嫌いだったっけ?」
「そうではない。だが私はいらん。毛利にでもくれてやれ」
「貴様にしては頭が回るではないか、石田」
「いやいや、私はあんたにこれを買ってきたんだからあんたが食べなよ!コラ元就、手を出すな!」
「やれ三成、貰えるものは病以外貰うのが賢いやり方よ。それに丈花の厚意を無駄にするでない、太閤が見たら何と言うか」
「刑部!・・・クッ、仕方あるまい」
「ったく、少しは刑部以外の言うことも聞きなさいよ。さー私も食べよ!」
ガサゴソ ガサゴソ
「・・・あれ?ない?私確かに7個買ったよな?」
「あー・・・丈花ちゃん、言いにくいんだけどさ・・・。さっき毛利の旦那が取ってったよ」
「あの野郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!私のソフトクリームーーーーーーーーーッ!!!!」
オチがつまんない('А`)
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