prologue-key- 調査報告書
【報告】
世界中の人々は＜帝国＞により統治されている(実際は支配下にある)。
レジスタンスの活動により一時は支配が緩んだ時期もあったが、最近ではそうもいかないようだ。
時折、月が真っ赤に変色する夜がある。
月が赤く変色した夜、月から異形の化物である＜Ｒ生物＞が降ってきて、気に入った地域へ住み着く。人里にくる＜Ｒ生物＞もいれば、そうでないのもいる。
＜Ｒ生物＞は食った生物の形態・能力を真似る事ができる。最近になって登場した生物で、詳細が分からない生物であり、＜帝国＞のとある研究が＜Ｒ生物＞の登場に関係しているという噂もある。
追伸.
リーダー、新しいパソコンが欲しいのだよ。
【＜RED LUNA＞構成員・リック=レジナルド=マッケンジーの報告書より】
【調査結果】
＜Ｒ生物＞を討伐しながら世界中を旅している組織が最近よく活動しているようだ。
彼らは＜RED LUNA＞と名乗り、その構成員は体のどこかに組織のメンバーの一員である証として刺青を入れているとの情報有り。
＜RED LUNA＞は＜帝国＞の軍隊とも時折、交戦しているという噂があり、あらゆるレジスタンスの注目を浴びている。＜帝国＞にとっての危険因子になるだろう。
＜RED LUNA＞は、まだ謎が多い組織である。
レジスタンスに加勢する訳でもなく、ただ世界中を放浪して、どういう方法か知らないが、R生物の落下地点を予測して動き、R生物を討伐して回っているようだ。
今や＜RED LUNA＞は人々の英雄的ポジションを占めている。
しかし、中には＜RED LUNA＞はＲ生物の恐怖心から人々に希望を与えるためだけに作られた迷信の組織だとして＜RED LUNA＞の存在を認めない者は多く、最近では＜RED LUNA＞を実際に目の当たりにした者がいない事実などから、＜RED LUNA＞とは迷信の組織であるという説が有力になりつつある。
追伸.
任務中にナンパしてすみませんでした。
二度としないので給料半額カットは勘弁してください隊長。
【帝国隠密部隊員・トビアスの罰則の調査書より】
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