King's Cross

なにはともあれ無事に済ませて入学式当日

「あれ?セブは...?」
「あー...先行ったわ」
「まったく!!自分勝手なんだから...」

自分に対しての恋心に気づかないリリーはさすがすぎてつい苦笑いした

(((可愛そうに...)))

リリーママ達の気持ちがシンクロしていた
まぁ、ママはニヤニヤしてたけど...

「そうそう、ここの壁を通り抜けるの」

一般的に壁を通り抜けるなんて聞いたら周りは笑い出すだろうが、魔法使いや魔女にとっては普通の事だ

「さっき言ったとおり...魔力のない人は通り抜けられないの...」
「パパ...ママ......行ってきます」

リリーは二人と抱き合って別れをすませた

「さぁ、行きましょう」
「ああ、見送りをしてくるよ」
「ああ、頼むコペルニア」
「チュニー♪行ってくるね」
「.........行ってらっしゃい、エリお姉ちゃんにリリー」

チュニーは小さな声でそう言った

そうして、私たち四人は順に壁をを通り抜けた

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