講演会


当日、俺は例の『清巳高校』へと向かった
受け付けわ済ませ職員室へと行けば、隣に設置されている応接室に案内された

「すみません、九社前捜査官。我が清巳高校の近隣で喰種が現れたということで、急遽お願い申し上げたのですが引き受けて下さって本当に感謝しております」

そういって目の前の先生と校長は頭を下げた

「いえ、都民の皆さんに喰種のことを知ってもらういい機会となるため、こちらは迷惑ではありませんよ。しかも、私は案件の喰種を抱えていませんので今は暇の状態ですから」

俺ごそう言って笑えば相手も安堵したかのようにホッと息をついた

「時間はそろそろでしょうか?」

そう言って時計に目を向ければ時計は14:05を差していた

「そうですね、では私が九社前捜査官の紹介をさせていただきますのでその後席から壇上へと上がってください」
「わかりました」

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「今回はCCG本局捜査官。九社前捜査官をお招きしました。九社前捜査官壇上へお上がりください」
俺が壇上へと上がれば、清巳高校の生徒が俺に視線を注目させるのがわかった

「はじめまして、清巳高校の皆さん。私はCCG本局の捜査官の九社前仁哉です。はじめに今この近辺を騒がしている喰種についてですが、本局の実力のある捜査官がこの20区へ配属され現在対策を練っておりますので、安心して下さい。そして、今回は喰種についてとCCGについてをこの一時間を使いできるだけお話していこうかと思います」


そうして始まった講演会。偶に生徒たちに目を向ければ寝ずに俺を見ている生徒がほとんどだった。それくらい喰種に関心があるということだろう。
関心があるのはとても良いことだと思う。
しかし、そのせいで変に興味をもった子達がいないかどうかが心配になってくる。
無事に終了し最後の質問の時間に入った。

喰種はヒトの肉以外食べるのは本当に無理なんですか?
という質問には俺はYesと答えた。
まぁ、正確には食べるのは無理でも(コーヒー限定で)飲むのはできるんだけどなと心の中で突っ込みながら

喰種に知能はあるのか
という質問にも俺はYesと答えた。
喰種は人間のマネをできるほどの知性を持っており、また、人間の社会に紛れ込んでいる事を話した。…実際に紛れ込んでるしな、大学とか会社とかに…。

そして終了し、学校側に挨拶したあと俺が向かったのは『あんていく』だった

そこには一足早く着いたようですでにトーカちゃんが待っていた。どうやらお客はこの時間にはいないようだった。


「あんたさ、どういうつもりなわけ?」


俺を見て初めて口を開いた言葉がこれだった俺の気持ちを察してくれ。



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感想をいただきました!ありがとうございます!
まずは1か月半も更新できなくてすみません
学校に大会と行事が続き書く暇がなかったんです(´;ω;)

補足で、今回の主人公の性別は男性です。
男の子つて打とうとしましたけど、年考えたら男の子じゃないですね(´>ω∂`)

てことで、次回お楽しみに〜





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