恋も描かなくなって2 | ナノ



後日、蛇足


「ついに阿吽はくっついたらしいな」
「え、それどこ情報?」
「及川本人」
「え〜なんでだ? 及川は彼女いたし、岩泉は遊んでただろ?」
「及川は彼女とあっさり別れたって。そもそも、自然消滅に近かったらしい」
「へ〜そうなん」
「及川の方がなかなか連絡よこさなかったって」
「岩泉にはあんなに連絡してたのに?」
「…………」
「…………」
「まあ、元サヤみたいなもんだべや」
「うわ〜、認めたくないけどそうかもな」
「……まあ、正直あの2人は仲良くしてくんないと、調子狂うもん」
「まあな…………おっと、噂をすれば電話が」
「え、出るの?」
「そこまで嫌な顔すんなよ。俺まだ本人から聞いてないし。…………よっ、及川。愛しの恋人とは順調ですかぁ?」
『愚問だよ〜マッキー! まっつんも一緒でしょ? お前らも大概仲良いよね〜くっついちゃえば?』
「お前らと一緒にしないでくださーい。今飲んでんだけど来ない?」
『いくいく! ちょうど練習終わって岩ちゃんと落ち合ったところだからさ!』
「今○○駅前の〜、そうそう、そこで飲んでるから。はよこい。じゃあ後でな」
「…………良かったな。及川、最近まで調子悪かったしな」
「それな。あいつ、岩泉がいないとほんとにだめだよな」
「まあそれを言ったら、岩泉もだめなんだけどな」
「認めたくないけど、そうなんだよな」
「……なんであいつら離れたんだ?」
「それ皆思ってんだよ……俺に聞くなよ……」








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