CSSの書き方
▼それぞれの名称・役割
CSSには一定の書式(書き方)があります。
それぞれの部分には名称や役割があり、よく出てくる単語ばかりなので覚えておいた方がよりCSSを理解しやすくなります。

前ページからの例を引用します。
▼HTML(全体レイアウト)
文字の<span>一部だけ</span>色を変える

【タグ】
"<"と">"によって作られるもの。
例では『<span>』と『</span>』がタグとなります。

【要素】
開始タグと終了タグを含めた範囲全体。
例では『<span>一部だけ</span>』の部分――spanタグと、spanタグに囲まれた文字を含めた全部を『span要素』と呼びます。

…ただ私も、『spanタグ』や『span要素』を半ば同様の意味として使っている部分があって、厳格に分けて書いていなかったりします。
『spanタグ』や『span要素』などの表記が出てきたら『<span>〜</span>』を使うんだな、という感じで受け取ってもらえると嬉しいです。


▼CSS
span {color:red}
セレクタ {プロパティ:プロパティ値}
CSSでは、どの部分(セレクタ)にどのような装飾(プロパティ)をどのような値(プロパティ値)で適用するかの設定していきます。

【セレクタ】
セレクタ(selector)は直訳で『選択する人(もの)』ですから、簡単に言うと『選択範囲』です。
例えば文字をコピーする時コピーしたい部分を範囲選択しますが、それと同じで、{}内に記述された設定をどの『範囲』に適用するか、『選択』します。
つまり、骨組み(HTML)のどの部分を装飾するかをこのセレクタで決めるのです。

この部分に要素を記述すれば、その要素の全てに適用されることになります。
span要素なら、<span>〜</span>の範囲内に適用され、div要素なら<div>〜</div>の範囲内に適用されます。
要素をセレクタに使う場合、通常そのタグが使われている全ての箇所に適用されます。
なお、セレクタと要素には名前をつけることができるので、"title"の名前を持つspan要素に適用というようにすることで、限定した一つだけに適用することもできます。

↓セレクタの種類や名前の使い方は別のページに説明しています。
ID名とクラス名セレクタを使いこなす

【プロパティ】
どのような装飾・デザインを適用するのかを大まかに設定する部分です。
書き方は決められていますので、それに従って記述します。
どんな種類があるかは、別のページで紹介しています。
よく使うプロパティ

ちなみにリファレンスサイトによってはプロパティを『属性』と書いているところもありますが、『プロパティ:property』を直訳すると『属性』なので同じ意味です。

【プロパティ値】
プロパティを更に細かく設定する部分です。
例えばプロパティで色"color"と大まかに設定したら、プロパティ値でその色"red"をというように細かな設定します。
プロパティ値は、プロパティによって使える値が決められています。
詳しくは上のよく使うプロパティのページや、そこからリンクをつけているリファレンスサイトを参照下さい。

ちなみにリファレンスサイトによってはプロパティ値を『属性値』と書いているところもありますが、上のプロパティと同じ理由です。
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