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「私の将来の夢」

      苗字 名前

早速で悪いのですが、私の将来の夢について話す前に、私の好きな人を紹介しましょう。

その人は真っ赤というか少し明るい赤色といいますか、朱色とまではいかないですが、けれど私の乏しい頭では赤いとしか言葉が出てこないので、赤いと表記しときます。そんな髪の色をしています。それは苗字の通り髪の毛が赤く司ったようです。

顔は文句のつけようがないくらいに整っていて、すっと伸びた鼻、プクっとした唇、どこまでも先を見続けるオッドアイ。あのモデルの黄背君と引けを取らない美しさです。いや、あの人のが美しいかも…ま、それも私がビイキしてるからかもしれないのですけど。

ついでに、頭もいい。学年一位なんて当たり前。将木も強ければチェスも強い。もう何においても一番であり、何事においても、自分は負けたことがないらしいのです。

そしてなにより、この人はバスケ部のキャプテンなのだ。私の学校はバスケ界では結構有名、いや、全中に毎年出場しているチームです。そんなすごい!チームで二軍でもすごいのに、一年で一軍を、そして、キャプテンという位置を今では獲得しています。同じく一年で一軍入りをした人達とあと黄背君を入れてキセキの世代なんてので呼ばれてます。試合中の彼は怖いけど、カッコイイです。はい、カッコイイです。

世間ではこういう人を催促顕微鏡だっけ?というらしい。いや、再送顕微鏡かしら?ま、どっちにせよ顕微鏡を使ってることは間違いないし、顔も綺麗で頭もいい、運動も出来ちゃうっていいとこしかとってない、なんでも出来ちゃうズルイ人間ってことを意味しているのだろう。
ま、そんな最高ケンピンな彼、赤司征十郎のことが、私はずっと前から好きだし、今でも好きだ。それはlikeじゃなくて、loveだ。うん、loveだ。

ここで、彼の紹介は置いといて、彼と私の出会いを語ろうではないか。

そう、それは季節はずれの桜が咲き散る公園だった。
彼は砂場で右往左往してたんだ。小さい手にはスコップが握られておりいかにも砂場で一緒に遊びたいといった感じでしたよ。でも他の子達はオッドアイのせいか怖くてさけたり、無視したりしました。けど、私は桜が風で舞ってその舞った中にいる彼がものすごく綺麗で、惹かれました。多分その時です。自覚したのは2年前だけれどもたぶん、いや、きっとそうです。あの時の彼のちょっと赤らめた頬や涙目のオッドアイ。可愛かったし目が離せなかったです。勇気を出して一緒に遊ぼうと誘いました。そう言うと、みるみる笑顔になりお互いに自己紹介をして、すぐに仲良くなりました。ちなみに初日にはトンネルを作りました。そうです。お山を作って両方から貫通するまで穴をあけてくあれです。もちろんやりましたよ。例のあれを。その時、彼は

「あ、苗字ちゃんのおててあったよ!」

なんて言って、今とは全くもって違う可愛い満面の笑みをしました。

私はそれを一生忘れずに彼との今後を考えていきたいと思います。たぶんそれが私の将来なりたい赤司征十郎のお嫁さんになるための第一歩だと思います。まる。



心臓はレッドゾーン
(あの頃の君は可愛かったよね)
(意味分からないんだけど。今も可愛いでしょ)
(どこが!?)


─────
おまけ

題:将来の夢について。
条件:800字以上1200字以内で自分の体験を書いてそれに関連性があるようにすること。


苗字 名前

評価
E

─先生から
・苗字さんが赤司君のことが好きなのはものすごく伝わってはきましたが、将来の夢がお嫁さんで通用するのは小学生までです。きちんと自分の将来と向き合いましょう。

・誤字脱字あり。辞書で調べる習慣をつけましょう。

★催促顕微鏡&再送顕微鏡&最高ケンピン→才色兼備
意味:美人で頭も良い人の事。
最高ケンピンって何ですか?ふざけてるんですか?

★黄背→黄瀬
クラスメイトしかもあなたの隣の席の子の名前くらいきちんと書けるようにしましょう。彼は黄色くそれでいて涼しくそして太い背中なのでしょうか?せにもいろいろあったでしょう、世とか施とか。黄瀬のセは瀬という瀬戸内海のセです。
にしても固有名詞を出すよりも友達のイケメンで調子乗ってる子よりも美人であると少し濁すと良いでしょう。別に先生は黄瀬君がイケメンだからと言っても嫉妬なんてしてませんよ。別に。それましたね、すみません。

★将木→将棋
確かに木で出来てますが、正しくは棋ですね。綺麗とか惹かれるという漢字が書けたなら書けて欲しいですね。頑張りましょう。試しに漢字辞典かなにかで将棋の棋の意味を調べてみるのもいいかもしれませんね。

・話し言葉は作文にはふさわしくないのでやめましょう。赤い線を引いたところは特にいりません。削りましょう。うん、や、はい、などは特にウザイのでやめましょう。あ、本音が。

・語尾を揃えるようにしましょう。ところどころカッコつけたいのか「〜だった。」などを用いりましたね?カッコつけてもつまらないので、そこは最後まで「〜でした」と貫きましょう。

・段落を作りましょう。改行ではなく、作文を書くのだということをきちんと自覚しましょう。読み手次第では何を言いたいのか伝わってきません。気をつけましょう。

・字数オーバーです。きちんと1200字前行くらいで終わらせましょう。冒頭の赤司君の紹介はどうでもいいので、全て削りましょう。

結論
書き直し。


───────

あとがき。

ちなみに赤でやった本来のタイトルは赤司の赤と心臓はレッドゾーンのレッドをかけてみたのだよ。

赤司「 1…いや点数なんてあげなくていいか…」

ひどいね。赤司様!

あと、主人公ちゃんはお馬鹿です。
才色兼備という四文字熟語を知りません。なので、最終的に最高ケンピンって変な単語作りましたね。そんな主人公ちゃんが私は好きです。でも正直おまけの先生からに力を入れすぎてしまったのは秘密で…。

すみませんでした。

3万hit、赤司 征十郎、二つ目、終わり。



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