Novel
それは突然の出来事
急にナツが倒れた。
前に闘ったヤツの魔法の効果がいまきたらしい。
その魔法は自分の愛する人からも愛されないと死んでしまう魔法で。
ナツの愛する人はルーシィ。
でもルーシィは俺の彼女で。
ルーシィから愛されないと死んでしまうナツは、苦しそうにギルドのベッドで寝ている。
俺は迷った。ルーシィも迷った。
ミラちゃんが用意した薬。それは今愛する人を忘れて薬を飲んでから最初に見た人を愛すという一種のホレ薬。
それをルーシィが飲まないとナツは死んでしまう。
でもルーシィがそれを飲んじまうとルーシィは俺を愛していたことなんか忘れてナツを愛してしまう。
ルーシィは言った
「必ず、グレイをまた愛するわ」
と。
そしてルーシィは薬を飲み、ナツは魔法から解放された。
ちなみに、ナツにも特別な薬を飲んでもらい、俺とルーシィの関係を綺麗さっぱり忘れている。
そんな状態から、はや三ヶ月がたとうとしていた。