政宗さまと杯を交わす悪友


「お久しぶり、伊達君」
「…フィオ、か?」
「おおっ…、しばらく見ない間に色気が増したんじゃないか?」
「Knock it off...」
「いや英語分からんから」
「相変わらずだな。お前こそ、成人したからか少しはそれなりに見えるようにはなったじゃねぇか」
「何が言いたいのかはいいとしてとりあえずありがとうね」
「ああ、褒めてねぇよ」
「いやぁしかし驚いた。天下の伊達の御曹司サマがこんなちっこい同窓会くんだりまで来てくださるとは」
「なんだ、悪いか? いいじゃねぇか、俺に会えて嬉しくないのか?」
「サイン下さい」
「その阿呆面に書いてやろうか」
「どうどう… あ、生でいい?」
「ああ」
「すいませーん、生とウーロン一つずつー」
「つれねぇな…一緒に飲んでくれねぇのか?」
「こう見えて超下戸なんでね…」
「Ha... No way!」
「日本語でおk。おつまみはどんどん進めるからそんな気にしないで〜」
「お前そんなんで彼氏とか出来たのか?」
「引く手数多の君がそゆこと言う…」
「やっぱり出来てないのか」
「出来てないんじゃなくて出来なくてもいいだけなの」
「そこんとこも変わらず枯れてんな… 俺から言うのアレだが、お前だっていい年なんだからよ…」
「政宗ならいい」
「…あ?」
「だから、政宗とならつきあってもいいよって…」
「フィオ、?」
「…まさむねならぁ、おかねもちらし…かおもいいしぃ…しょーらいは、だぁい、あん、たい、なのれす」
「…そうか。ちなみに聞くが、俺との子供は何人欲しいんだ?」
「んーと、いちひめにたろう… のびのびげんきにそだてるんだぁ…」
「そりゃいい。だが一姫二太郎で収まってくれるかねぇ」
「………」
「…ウーロンハイじゃねぇか…」
「……すぅ……」


― ― ―
もちろん成人済み。
学生時代馬鹿ばかりやってましたーな二人。この後この輪にアニキも入るんです。
英語は適当(笑)

11/12/24
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