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▽eoat sss

(万丈目と三沢)
「不味い」
「どうしたいきなりってそれ血か!?」
「騒ぐな。ただの鼻血だ」
「冷静に言うけどな、顔押さえてる手から血が流れてたら誰だって驚くだろ。ほら、ティッシュ」
「……口の中が錆臭い。……不味い」
「ここで美味いと言われても、どう反応をすればいいのか困るな」
「鼻血なんて何年ぶりだ? 記憶にない」
「体が弱ると出やすいっていうぞ。疲れてるんじゃないか?」
「そうなのか? 危うく書類をダメにするところだった」
「血痕つきという曰く有りげな書類……しかしその正体は鼻血だった……なんてな」
「なに自分で言って自分で勝手にうけている。気色悪い」
「え? 想像したら笑えない?」
「何が」
「痕跡があまりに思わせ振りなものだから、何か重大な事が起きたんじゃって勘違いしてたのに、実はそうたいした事じゃなかったっていう、想像と真実の乖離ぐあいとか」
「事を知らない奴らが振り回されている様を傍から眺めるのは楽しいかもな」
「うわぁ、意地悪い」
「知っている」


2011/05/02 12:47

▽eoat側 sss

(吹雪と亮)

任務概要:坂田の次期当主の捜索及びその力量の評価

「ねぇ。この文章が『逝ってらっしゃい』と書いてあるようにしか見えないのはボクの気のせい?」
「最大限のサポートはする」
「うーん、前半はいいけど後半がなぁ……ちなみにボクに拒否権は?」
「無い」
「だよねー! うわーい! ひどーい! 超しんどーい!」


2011/04/19 17:59

▽eoat sss

(遊星とクロウ)
「ゆーせー、生きてるかー」
「……あぁ」
「うわ、すっげー隈!」
「お互い様だろう。お前も相当ひどいぞ」
「あははは、お前ほどじゃねぇさ。で、どうだ?」
「ちょうど今、まとめ終わった所だ」
「よっしゃ! 俺もだ! じゃ、さっさとブルーノに送ってずらかろうぜ」
「いや、俺は残る」
「はっ、はぁああ?!」
「データに不備がないとも限らないからな。ここまでくればどうせついでだ、終わるまでブルーノを手伝ってくる」
「っっだぁあああ! 何の為の役割分担だよ! 俺ら今日で何徹したと――」
「俺が勝手にそうしたいんだ。だから先に休んでいてくれ」
「そんな事言われて、ハイお先に、なんて言えるか! ……わかった、とにかくお前はまず寝てこい」
「? いや、俺は――」
「お前、最後に仮眠とったの何時だ?」
「………………………………?」
「そらみろ! 頭まともに動いてねぇじゃんか! 今のお前が行ってもただの足手まといだ。俺が先にブルーノんとこ行ってくるから、さっさと寝ろ!」
「だが、クロウまで付き合う必要は――」
「俺が勝手にそうしたいんだから問題ないだろ! とにかく最低一時間は寝てから来いよ。じゃなきゃ手伝うどころか、ブルーノ怒るぞ」
「……わかった」


2011/04/07 20:29

▽「視線の先」没シーン

日常の小話:視線の先(万+三+明)
冒頭の没シーン。


追記
2011/04/06 18:15

▽eoat sss

(十代と翔)
「俺さ、購買の一日限定何個の争奪戦とか密かに憧れてたんだ」
「ふーん。それで?」
「まさかこの学校にそれが無いなんて、考えつきもしなかったぜ」
「それは残念だったね」
「競争に勝利し、栄光を勝ち取る醍醐味が!」
「学園ドラマの見過ぎっスね。アニキみたいのがいるから無くなるんスよ」
「なんだそれ。じゃあ昔はあったのか?」
「試しにやって、すぐ止めたって」
「なんで!」
「骨肉の争いの末に授業抜け出す輩まで出たから」
「マジか。って、そんな奴らと一緒にすんな!」
「そうなの?」
「そんな反則技使ってまで勝っても嬉しくない」
「じゃあ、購買まで全速力で走らない自信はある?」
「ない!」
「やっぱ無くなって正解だね」
「えぇー」


2011/04/06 11:09

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