無題(葵かえで様/Ｎ黒)
トウヤ…
僕は隣に立つ少年の名前を心中で呟く
１ヶ月前、ちょうどこの少年とバトルをした
勝敗は僕の勝ち
ショックのためか崩れ落ち気を失ったこの子を連れて帰りベッドへ寝かせ様子を見ることにした
ずっと…ずっとこの子が欲しかった
僕の物にしたかった
完全に僕の物にするため僕はゲーチスに頼み込み、トウヤの周りに関する全ての記憶を消し、新しく僕に関する記憶、プラズマ団に関する記憶を植え付けた
それによりトウヤは完全に僕の手に落ちた
僕の配下として新しく生まれ変わったのだ
しかし僕は気づいてしまった
今のトウヤは僕が欲しかったトウヤでは無いことに
僕とバトルしたあの子は生き生きとした目をしていてとても愛らしく、ポケモン達を大切にしていた
今のこの子の目は虚ろな目をしていて何も映してはいなかった
あんなにポケモン達を大切にしていたこの子が今はポケモン達を傷つけている
僕がこの子を変えてしまった
その事実は僕に重くのしかかった
N「トウヤ…ごめんね…」
僕は君の名前を呼びながら泣きじゃくる
N「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい」
僕が犯してしまった罪は重い
N「トウヤ…とうやぁ！」
前の君に戻す方法があるなら…お願いです何でもするから
トウヤを元に戻してください！！
お願いです…
お願いです……
ｅｎｄ
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葵空/葵かえで様/20000打フリリク
トウヤくんのプラズマ団落ちをリクエストした所こんなに素敵な小説が！シリアスが大好きなんで、スッゴく嬉しいです☆Ｎの後悔とか必死さがたまりません///
ありがとうございました
20000打おめでとうございます☆☆☆
これからもよろしくお願いします！！
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