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  待っててね(アラ→アリ)



僕が出会った人は金色の髪を持った綺麗な人

その人は見た目じゃなくて、心まで綺麗な人で僕はその人が大好きになった

とっても優しくて勇気のある人で、出会った時から彼は優しい人だった


自分は馬鹿にされても怒ることはなかった彼が、他人が馬鹿にされたり危険にさらされたら、彼は本気で怒り自分の危険もかえりみず、躊躇いもなく助ける

あの時から彼に僕は心を奪われていた…


最初は尊敬する友達として大好きなだけだった

なのに、いつのまにか彼を友達としてじゃなくて1人の男として好きになっていたいたんだ


彼を好きだと気づいたのはいつ頃だっけ

……そうバルバッドの一件から僕は彼が好きだと気づいた





バルバッドではいろいろなことがあったと思う…

とても悲しい悲しいこと、一方でとても素晴らしいこと


あの時君がなぜそこまでするか、不思議だった

けどそれはアリババくんだからなんだよね

アリババくんだからこそ、僕は力になりたくて、一緒に歩んでいきたいと思ったんだ


誰かを必ず救おうとする、そんな優しいアリババくんだから僕はアリババくんを好きになったんだ







「ねぇ、アリババくん」

「なんだ?」

「僕はアリババくんが大好きだよ」
ぎゅっと抱きついた

アリババくんもぎゅっとしてくれて
「なんだよ、きゅうに!俺もアラジンのこと大好きだぜ」
そう言って、頭を撫でてくれた

大好きってアリババくんに言われるのは、凄く嬉しい

心があったかくなる

けどアリババくんの大好きは、僕の大好きとは違うんだ


「アリババくんくん、僕がもう少し大人になるまで、待ってて」

「よくわかんないけど、いつまでも俺は待ってるぜ」

「うん!!」





今はまだそれでいいんだ…

そしてもう少し大人になったら、アリババくんにこの気持ちを告げよう



彼を王にし、僕は彼の恋人になる


なんてステキな未来だろうか




これからも、この先もずっとずっとよろしくね



end








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