色づく世界の真ん中で

はためく自由の翼を見送るのにはもう慣れた。
土煙の中に消えていく翼が一つでも多く、この壁内に戻ってくるように壁上から祈り続ける。
そしてそこにもう一つ、リヴァイからもらったバレッタに口付けて彼の無事を願う習慣も付け加えられた。
遮るものがない壁上でそれはどこまでも光を反射させ明るく輝いている。

「…リヴァイさん、どうかご無事で」

彼と想いを通わせてから何度も何度も、人類の希望を背負った背中を見送った。
壁内で戻りを待つことしか出来ないナマエを安心させるように、リヴァイは必ず何か一つだけ、彼女と約束を交わしてから壁外調査に向かうようになっていた。
それは帰ってきたら街に出よう、というデートの約束だったり、あの茶葉で紅茶を淹れて欲しい、という願いだったり、取るに足らない小さなものだ。それでもナマエにとって彼らの帰りを待ち続けるための大切なお守りであり、支えであった。
そして今回は『一緒に馬を走らせて出掛けよう』と約束している。初めてナマエからねだったその約束に、リヴァイはほんの少しだけ目を見開いて驚いた様子を見せていた。
だがすぐに彼女しか知らない穏やかな瞳でしっかりと頷く。そして、告げた。

「分かった。約束だ」

揺るぎないその強い言葉がナマエにどれだけの安心感と切なさを与えるのか、リヴァイはきちんと理解している。だからこそ約束を違えることは絶対にしないと彼は心に決めていた。
誓うようにそっと落とされたキスを思い出して、ナマエももう一度バレッタに唇を落とす。


今もう、待ち続けることに何の恐怖もなかった。



お互いの愛馬が奏でる蹄の音がどこまでも響いていた。
全員無事に、とは言えないが補給拠点を一つ確保して帰ってこられた今回の壁外調査は成功したと言っていい。兵士たちの見えない傷が少しだけ癒されてきた頃、ナマエとリヴァイは約束を果たす為に一日休みを取っていた。

「ナマエ、少し休憩するぞ」

「はいっ」

並走していたリヴァイが声を上げた。
ナマエの愛馬が長距離を走らなくなってから、もう相当の時間が経っている。それでも変わらない走りを見せる愛馬の鼻面を優しく叩き、先に馬を下りたリヴァイの元へと向かう。

「疲れていないか」

「大丈夫ですよ。リヴァイさんこそ昨日の夜遅かったんでしょう?大丈夫ですか?」

「エルヴィンに付き合わされただけだ。気にすんな」

寄り添う愛馬たちに倣うように、ナマエもリヴァイに寄り添って腰を下ろす。背の高い草が二人の姿を隠すようにそよいでいた。

「あ、あの花は…黄色かな?」

「正解だ。じゃああの木に成っている木の実の色は分かるか」

「うーん…黒に見えるけど…きっと赤なんだろうなあ」

「残念。どっちかっつうと紫に近いな」

目に付く色とりどりを当てていく遊びは、いつからかリヴァイと一緒にいる時に自然と始まるようになっていた。
深刻にならず、悲観もせず、楽しそうに指を差していくナマエをリヴァイはいつも優しく見守っている。
彼女の色覚障害は後天的なものだからか、先天的なものとは大分違う見え方をしているらしい。見分けられる色とそうでない色があり、更には記憶の中から色を引っ張り出して識別していることもあるようで、見え方は複雑なのだと本人はけろっとして言っていた。

「最近はハンジもエルヴィンも、私の前で色の話をすることを遠慮しなくなったんです」

「ほう…」

「以前までは私が傷つかないようにってなるべく触れないようにしてくれてたんですけど…リヴァイさんと恋人同士になってからですかね。お互い全然気にしなくなって」

「…お前が辛くねぇならそれでいい」

「はいっ、思ったよりも全然大丈夫なんです。最近はハンジとナナバと買い物にもよく出掛けるようになったんですよ。分からない色があると、二人が競うようにして教えてくれるんです」

おかしそうに口に手を当てて笑うナマエの髪が風に揺れた。今日もリヴァイが贈ったバレッタが彼女の髪を鮮やかに彩っていて、その眩しさに僅かに目を細める。

「…リヴァイさんのおかげです。ありがとう」

囁くように告げられた言葉にはリヴァイへのたくさんの想いが詰まっていた。
自らを半端者だと称し、リヴァイの隣に立つことを躊躇っていたあの頃の彼女はもういない。照れ臭そうにリヴァイに笑いかけたナマエの指先をそっと掬った。
純粋に彼女の変化を喜んでやればいいだけなのに、どうしても胸に巣食う感情を伝えておきたかった。

「一つ言っておくが」

「ん?なんですか?」

「お前が前を向いて明るく過ごすことに何の異論もねぇ。俺にとって一番大切なのは、ナマエがいつでも笑ってることだからな」

「…リヴァイさん」

真っ直ぐな想いがナマエの胸を打つ。リヴァイはいつも、こうして嘘偽りのない想いをずっと伝え続けてくれていた。壁外調査に出られなくなったことで殻に閉じこもり、自分の気持ちすらも偽っていたナマエを陽の当たる場所まで連れてきてくれたのはリヴァイだ。
感動と愛しさで言葉を詰まらせていたナマエだったが、何故かムスッとした表情で眉を寄せる彼に首を傾げる。今、そんな顔をするような話をしていただろうか。

「だがな。お前の隣を誰かに譲るつもりはねぇぞ」

「へ…?」

「…買い物は俺に頼めばいいだろ。つーか俺が一緒に行けばいいだろうが」

「え…?えっと…」

「チッ…最近ハンジやナナバとばっかりつるみやがって」

ボソリと呟かれた不満に息を呑んだ。
その言葉の意味をじっくり吟味すれば、彼が言いたいことを正確に理解出来て自然と笑みが浮かんでしまう。頑なにナマエに視線を向けないリヴァイの顔を覗き込むようにしながら、口を開いた。

「別に他意はありませんよ?リヴァイさんは忙しいからいちいち付き合わせちゃ悪いかなって思って」

「…悪かねぇよ。まず俺を誘え」

「じゃあ次は一番最初にリヴァイさんに声かけちゃおうっと」

弾んだ声をあげたナマエに目線を流した。緩んだ頬が鮮やかに紅潮しているのが見えて、少しだけ溜飲を下げる。

「付き合う前は散々色々と頼んできてたくせに、付き合った途端に遠慮してんじゃねぇよ」

「だって…付き合う前はそれを口実にリヴァイさんと話せてたけど…今は別に必要ないじゃないですか」

「は…」

「もちろん色の判別がつかない買い物が辛かったのもありますけど。でもリヴァイさんが気に掛けてくれて、たくさん話せるから…それがすごい嬉しかったんですよ」

ずっと隠していた秘密を恥ずかしそうに告げるナマエに返す言葉がない。そんないたいけで奥ゆかしい想いを持っていたなんて気づきもしなかった。早く言えよ、と照れ隠しになじりそうになる言葉を呑み込んで、代わりに握っていた指先に唇を寄せる。

「っ、リヴァイ、さん…?」

「…そんなの俺だって一緒だ」

会話を交わす口実が欲しくて、「買い物に行くがついでに何か買ってくるか」と声を掛けていたのだ。
本当は買うものなんて何もなく、ただ喜ぶ彼女の顔が見たくて、どんなものを好むのか知りたくて、その役目を譲るようにハンジやナナバを牽制していたことは最後まで秘密にしておこうと思う。
驚いたように瞬きを繰り返すナマエの指先をそっと引いて立ち上がらせた。ナマエが今日目指している場所まで、もう少しだった。



舞い上がる風と共にピンク色の花片がヒラヒラと踊っている。その光景に立ち竦むことしか出来ない二人の頭上にも、何枚もの薄紅色が降り注いだ。

「…綺麗」

「ああ…見事なもんだな」

人は心から感動すると本当に言葉を失くすらしい。短く交わした会話を最後に、リヴァイもナマエも暫くそこに佇んでいた。
聞こえるのは、時折愛馬が土を蹴る音と二人分の静かな呼吸だけだ。いつの間にか繋がれた手だけがお互いの温もりを伝えている。

「これが…サクラ、か?」

「はい。春に東洋でしか咲かない花らしいんです。東洋では何本も並んで一斉に咲くみたいですが、壁内で確認されているのはこの一本だけで…ほとんど知られてないんです」

そうか、と答えたリヴァイの声は掠れている。初めて壁外で見た、どこまでも続く青空を目にした時の衝撃に似ていた。たった一本でここまで圧巻の光景を見せるこの花が何本も連なっていたら、どれほどの絶景になるのだろう。

「よく知ってたな、こんな場所」

漸く衝撃から覚めた二人は桜の木の下にシートを引き始めた。こんなところで食べるのはリヴァイが嫌がるかと懸念していたが、この光景の前にはそんなことは吹き飛んだようだ。絶え間なく落ち続ける花片を興味深そうに見守りながら、時折それを手のひらで受け止めていた。

「うちに出入りしてる卸業者が教えてくれたんです。荒らされると困るから、あまり公にはしてないんですって」

「それがいいだろうな」

「東洋では桜の木の下で酒盛りをする習慣もあるようですよ。今日は馬なのでお酒は用意してませんが…」

そう言いながら、サンドイッチや果物を袋から出していく。そして保温水筒とカップを取り出して、その一つをリヴァイへ手渡した。

「はい、リヴァイさん。紅茶です」

「悪いな」

とぷとぷを音を立てて注がれる紅茶の香りに目を眇めた。手順を踏んで淹れられたものにはもちろん叶わないが、ナマエがリヴァイのために用意したそれをこの絶景の下で味わえるという平穏な幸せを噛み締める。

「あとは簡単なもので申し訳ないんですが…サンドイッチを作って、果物を切ってきました。あっ、ちゃんと手を洗ってから料理用の手袋をして作ったので汚くはないかと…!」

「んなこと気にしてんじゃねぇよ。お前の作ったもんなら何の問題もねぇ」

その言葉通り、サンドイッチに齧りついたリヴァイに目尻を和らげる。潔癖で警戒心の強い彼が、ナマエの作ったものを目の前で食べてくれていることに心がほんのりと灯った。

「ん、うめぇな」

「良かったですっ」

「…花びらが口に入った」

サンドイッチに付いていたらしい桜の花びらを、眉を顰めて取り出すリヴァイに声を偲ばせて笑う。いつものリヴァイだったら「汚ねぇな」と言ってすぐさま食事を切り上げているだろう。
それを考えると、改めてこの桜の威力はすさまじいものに思えてくる。

「わ、ほんとに花びら食べちゃいますね、これ」

「さすがに花びらを食おうとは思わねぇな」

「でも東洋には桜の葉を使った食べ物とか…あとは、サクラ、モチ?とかいうお菓子もあるらしいですよ」

「…正気か?」

「どうやって作るかは分からないですけど、桜を食べるんですかね」

それらがどんなものか分からないが、まさかこの花を食用にするというのか。愕然とした顔を見せたリヴァイの珍しい表情に再びこみ上げてくる笑いを抑えて、ナマエはそっと上を見上げる。こんなにもずっと舞い落ちてくるのに、一向に花が減ったように見えないのが不思議だった。

「いつか…巨人を絶滅させてこの世の真実が明らかになったら…東洋にも行けるでしょうか」

「…そうだな」

「そもそも東洋がどこにあるのかも分からないですけど…この桜の木が咲くところをもっと見てみたいです」

物柔らかな声音で願いを語るナマエの顔はどこまでも静謐だ。立てた片足に右手を乗せたまま、リヴァイはその顔から目を離さない。
彼女の願いも希望も全て自分が叶えるつもりだ。

「そのサクラモチってやつは食う気がしねぇがな」

「そうですか?気になりません?」

「…俺はお前が食ってる分の一口でいい」

どこまでも優しい人だとナマエは顔を綻ばせた。そうすると少し離れているこの距離が途端に寂しくなって、ナマエは紅茶のカップを置いてにじり寄る。
それを見たリヴァイが直ぐに足を下ろしてナマエの手を引いた。

「少し冷えてきたな。もっとこっちに来い」

「あ、紅茶、もうちょっと淹れます?」

「いや…これでいい」

そう言ってリヴァイの腕がナマエの身体を後ろから包み込むようにして抱き締める。暖を取るように頬をすり寄せた彼に破顔して、くるりと腕の中で振り向いた。そのまま固い胸元に耳を寄せる。

「ねぇリヴァイさん」

「ん?」

「…桜は基本ピンク色なんですって。色の濃淡はあっても白っぽいピンクや濃いピンクになるらしくて」

「基本の色は一種類ってことか」

「はい。だから桜の花なら、私でも絶対見分けられると思うんですよね」

ピンクなら多少の濃淡も見分けられるのだと胸を張るナマエを無言で強く抱き締める。
揺るがない絶対のものがあることが彼女にとってどれほどの支えになるのか、リヴァイにもよく分かっていた。

「前にも言ったろ。俺がお前の目になるって」

「…はい」

「だがまぁ…このサクラ、は悪くねぇ。全てが終わったらたくさんのサクラの木を見に行くか」

「はいっ、約束ですよ」

にっこり笑って小指を絡めるナマエにふ、と微かに笑う。桜の花よりも色づく唇に引き寄せられるままキスを落とそうとしたその時、ナマエが不服そうな声を上げた。

「あ、でも。私、一つだけ後悔してることがあるんですよ」

「あ?なんだ言ってみろ。俺が解決してやる」

甘いムードを壊されたリヴァイの口調は不機嫌そのものだった。だがナマエの話を聞く気はあるらしく、眉間に皺を寄せながらもちゃんと目を合わせた。

「…リヴァイさんのこと、もっともっとちゃんと見ておけば良かった」

溢された願いに思わず口を噤んだ。
彼女が言わんとすることを瞬時に察したリヴァイが益々皺を深くする。何か言いたげに薄い唇を開いた彼を遮るように、ナマエはむくれた顔と声でリヴァイを見上げた。

「だって…リヴァイさんが入団した時は全然関わりなかったし、近くでお話するようになった頃にはもう色覚障害があったし…。リヴァイさんの細かい造形と色合いをちゃんと見ておけば良かったって」

「造形と色合いってな…。俺は絵画か何かか」

「確かにリヴァイさんの身体は絵画みたいに完璧ですけど…じゃなくて!」

呆れたような言葉にナマエがぱっと顔を上げ、いきなり両手でリヴァイの両頬を包み込んだ。じいっと間近で見つめる大きな瞳に捉われたリヴァイが驚いたように動きを止める。
後にも先にも、リヴァイの動きをここまで止めることが出来るのはナマエしかいないだろう。

「…リヴァイさんの瞳の色とか」

「ナマエ…?」

「太陽の下での髪の色も…光に当たった時の肌の色も…」

伸ばされたナマエの指がリヴァイの髪に触れ、首筋を撫でて、綺麗に筋肉がつく左の腕を辿っていく。ぞわり、と背筋に走る震えを何とか堪えてリヴァイは浅く息を吐いた。真剣な顔で一生懸命彼の身体に触れ、眺めるナマエに何の拷問だと内心悪態をつく。

「…もっとたくさん、リヴァイさんの全部を見ておきたかった」

悔しそうに唇を噛んだナマエを咎めるように、今度こそキスを落とす。やや乱暴になってしまったそれに瞳を見開いた彼女と一番近い場所で目を合わせながら、リヴァイはゆっくりと唇を離した。
ぱちくりと目をしばたかせたナマエが少し遅れて頬を染めた。

「きゅ、急になっ…なんですかっ」

「煽ったのはお前の方だろ」

「煽ってないですっ!」

きゃんきゃん騒ぐその口をもう一度塞いでやろうかと、そんな風に考えたリヴァイだがそれは少しだけ待つことにした。お楽しみは後にして、まずはアワアワと憤慨しているナマエを宥めることを優先してやる。

「そんなもん見えなくても何も変わらねぇだろ」

「それはそう、なんですけど…。大切で大好きな人のこと、全部知りたいって思うのは普通のことじゃないですか?」

「…お前な。たまに出るその無邪気さは俺を殺すぞ」

ごく稀に、素直どころか無防備になるナマエに頭を抱えるリヴァイ。こんなにも彼を翻弄させているなど彼女自身は気がついていないようで、それがまた厄介なのだ。

「…ナマエ」

どこか八つ当たりにも近い気持ちで、三たびナマエを抱き締める。胸元に抱え込むようにして小さなその頭に手をやり耳元に唇を寄せた。

「…聞こえるか」

「えっ…?」

「心臓の音、聞こえるか」

「…はい」

「俺の声は?」

「ちゃんと聞こえます」

「顔を上げろ」

言われた通りに顔を上げたナマエの目に、端正なリヴァイの顔が飛び込んできた。その表情を見て思わず大きく息を呑む。
穏やかで慈しむような、鋭い目を和らげたリヴァイのこんな顔はきっとナマエしか知らないものだ。
ゆっくりと伸ばされたナマエの右手がリヴァイの頬に添えられる。ほんの少しだけ、そこは熱を持っているように感じた。

「…分かるか?」

「は、い」

「色なんか分からなくても、見えるもんはたくさんあるだろ」

低くてよく通る優しい声が耳朶を震わせた。
リヴァイの少し早い鼓動が、いつもは厳しく鋭いその声と瞳が和らぐことが、熱を持った頬の全てが、ナマエへの想いを伝えている。

「…はい。分かります」

「前の俺を知る必要はねぇ。今、ここにいる俺だけを見てろ」

リヴァイの髪色も、瞳の色も、いつも冷静なその顔の下に秘める激情も、仲間に対する分かりにくい優しさも。きちんと判別できなくても壁外調査に出られなくても、全て人から聞いて知っている。
同じように今は分からなくなってしまった自由の翼を纏うマントの色も、彼が命を預ける愛馬の色も、命を救い巨人を絶つ刃の煌きも、全て記憶の中に残っていてそれを引き出すことが出来る。
だがこんな風に、何よりも愛しいものを見るように目を細めるリヴァイを知る者は誰もいないのだろう。

「本当に…リヴァイさんの口説き文句は相変わらず素敵ですね」

「馬鹿。お前にだけだ」

いつかの花畑での大切な思い出が、今と重なった。
それでも絡められた指先とゆっくりと重なった唇はその時とは違う二人の距離を表していた。



「…確かにこれが見えなくなるのは惜しいな」

「え…?」

一度離されたキスの合間にリヴァイが独りごちる。
よく理解出来なかったのか小首を傾げたナマエを誤魔化すように、もう一度唇を掠め取った。
それにほんのりと赤くなる頬と首筋にも口付ければ、柔らかい肌が桜の花びらよりもぱっと淡く色づいていく。
もし自分が色を失くすことがあったとして、このナマエの色づくさまが見えなくなったとしたら。
それは確かに大層残念に思うのだろうと、リヴァイはひっそり笑った。


-fin




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