更新しまちた
2011/10/13 17:59
『パンジシールにて』ＵＰしました。
舞台はアフガニスタン北東部にあるパンジシール渓谷。
この渓谷は私のアイドルであるアフガンの英雄――
アハメド・シャー・マスードの本拠地であり
彼の指揮下、ソ連にもタリバンにも制圧されなかった唯一の場所
誇り高い人々の住む土地です。
世界で一番行ってみたい場所は？と問われたなら
パンジシール！と即座に答えるほど、私にとってのあこがれなのですよねー。
そのせいで、ついついハーネマンをアフガンに行かせてしまう…（苦笑）
このお話はウォートランを辞めた後のハーネマンを想像して書きました。
もし機会があれば、図書館ででもアフガニスタンの写真集を手にとってみてください。
ここに書いた風景のイメージがわくと思います。
紺碧の空の果てにかすむヒンズークシュ山脈
むきだしの岩山の間を流れる清流
川の回りには緑の田畑が広がり
ピンクの雪のようにエル・ガワンの花びらが風に乗って飛んでいる。
そんな人を寄せ付けない厳しさと、同時に優しさをも感じさせる景色は
この世にあることのなんともいいしれない寂しさを知る者という
私が抱いているハーネマンのイメージにとても似ているのです。
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