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午後の会議も結局午前と似たような感じで終わった。

終わると同時にさっさと会議室を出るなまえに続くトリコと小松。

『あー疲れた』

「お疲れ様です」
「なまえお前、結局いつも通り最初から最後までボーッとしてたな」
「あれボーッとしてたんですか!?いつも!?ものっそい威嚇してるようにしか見えませんでしたけど!!」
「ボーッとしながら威嚇してんだ」
「矛盾してません!?」

『小松』
「え?あ、はい!何ですか?」

『研究室に帰ったらココが今回の会議の内容で必要なところの説明してくれると思うから。他にわかんないことあれば俺かココかトリコに聞いて』

「はい、ありがとうございます!あ、なまえさん、一つ聞いてもいいですか?」
『ん?』
「その…どうして僕を、事務員に選んだんですか?」


『どうしてって…うーん………なんで?』
「俺に振るな」


『そうだな……勘かな、多分』
「多分って…」


なまえ本人は満足げに頷いている

「なまえに細かいこと聞いても無駄だと思うぜ。こいつ、本能で敵か味方か見分けてるからな」
「えええええ!?」

『そもそもそんなもん考えたってわかりゃしねぇんだから適当でいいんだよ』
「そういうモン何ですか?」
『そういうモンなの』
「はぁ……」


イマイチ納得出来ていないが、これ以上聞いても無駄だと悟り小松はその疑問について考えるのを止めた。

そんな二人のやり取りを眺めていたトリコ。

「…この様子ならライバルになる可能性は低いか」

『トリコ、どーしたの?』 「トリコさん?何か考え事ですか?」

「ん、ああ…ちょっと上司が魅力的すぎんのも考えもんだと思ってよ」
『頭沸いたか』
「上司が魅力的なのはいいことだと思うんですけど…」

二人の言葉に苦笑する。

「…まあいいか。悪い虫が出たら駆除すりゃいい。さっさと帰ろうぜ」
『ま、いっか。小松、おやつ食べたい』
「昨日作っておいたシュークリームがありますから戻ったらお茶にしましょう」


『戻るんじゃねえぞ小松。帰るんだ』
「!…はい!!」


end





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