※(R18)悪夢の宣言 |
薄暗いの部屋の中―――ブラウスを破られ、両手を縛られた挙げ句目隠しまでされて身体を震わせて啼く夏見は、さっきから飽きもせず同じ場所を執拗に舌で弄ぶ零にまた絶頂させられた。腰を跳ね、ビクビクと痙攣が止まらないのにまだそこを舐められ続けた。 「いやっ、あああっ、あんああぁあああ…やめてぇ…!」 中心に舌を入れて中を押し広げる様に動かされ、言い様のない快楽が押し寄せて抵抗も出来ない夏見はただ零が与える快楽を受け入れるしかなかった。一年前と違い、荒々しさはないが容赦のなさだけは健在だった。夏見が嫌がろうが、泣こうが喚こうがお構い無し。拒絶の言葉を発する度にお仕置きされるのに拒まざるを得ない夏見は矯声を発しながら懇願した。すると、零は秘部から顔を離し、片手で腰をしっかりと掴み空いている手で秘部の上でさっきから散々虐めていた突起を摘まみ、指と指の間でくりくりと弄りだした。 「あああっあああぁ…!!やだぁあああ…れいぃ…!やめてえええぇ…あああああ!!」 「さっきから“やだ”とか”やめて”とかうるさいんじゃよ。…黙って犯されてろ」 「あん、ああんあああ、きゃあああぁ!」 突起を痛く感じない程度に強く弄られ、あっという間に絶頂したと同時に愛液を吹き出してしまった。吹いたのはこれで3度目。また濡らしやがって、と溜め息を吐くと零は絶頂の余韻から戻ってこれない夏見の両脚を広げ、これ以上膨らまないだろうと思うくらい膨らんでいる自身を宛がった。入口に熱いモノを押し付けられ、ビクりと震えた夏見は首を横に振った。絶頂したばかりで挿入されたら壊れてしまう。大体こんな事になった経緯は何だったか……ああ、例の作戦を取り敢えず成功させ、校舎内を案内してくれた彼等と別れて帰った様に見せかけてまた学院に戻ってきたのはいいが、正直に言うと誰とも会いたくなかった。なずなには、会うのは明日の朝にしようとメールを送った。零達が知らない『秘密の部屋』に逃げるかと3階に行ったのが運の尽き。夕方になると起きる零とバッタリ鉢合わせしてしまったのだ。丁度夏見を探していたらしいが本人は昔の癖で零を見た瞬間―――条件反射の如く逃げ出そうした。が、予期していた零に首根っこを掴まれ近くの教室にポイっと放り込まれた。ゴミを捨てる感覚で人を投げるな!と抗議したが一年前からそうだったので今更だなと言った直後思った。 その後は―――…夏見自身覚えてなかった。いや、覚えてなくても分かる事がある。零の逆鱗に触れたのは間違いない。だから犯されている。 入り口に宛がわれたモノを割れ目に挟んでゆっくりとスライドしていく。先端が突起を擦る度矯声が漏れる。何時挿入されるか分からない状況に震える夏見をよそに、もうそろそろいいか、と何の忠告もなしに目隠しを乱暴に外して挿入した。 「ああああぁ!!」 「っ…あつ…」 赤と白の瞳を大きく見開き、前戯の段階で何度も達していた為に酷く感度が上がった身体は挿入されただけで達してしまった様だ。口をはくはくと開閉させ、絶頂に頭が追い付いてない夏見に構わず律動を始めた。一年振りに抱いた身体は相変わらず小さくて、それでいて中は侵入した獲物を逃がさないとばかりに締め付けてくる。二人の体格差は大きく、零を受け入れるだけで精一杯なのに動かれると余計苦しくなる。 「あ、ああ、あんん、あああっ!」 「それに狭いし…我輩がもたんかも…っ」 「だ、ったら、はやく、やめて、」 「まだ減らず口を叩く余裕があるなら大丈夫じゃよ、ほら、無駄に体力だけはあるんじゃし。…最後まで付き合ってもらうぞ」 「っ!?いや、やめ、きゃあっ!」 ゾッとするような艶笑を浮かべた後急に動きを早め、乱暴に腰を振られ泣き叫ぶ夏見を抱き締めたい衝動に駆られるもそれを押さえつけ、さっきまで散々虐めていた突起を弄りだした。またそこを触られ、只でさえ零が乱暴に動いて苦しい快楽に加え拒絶できない快楽を与えられて紙一重の理性が壊れかけた。何時誰が戻って聞かれてもおかしくない状況なのに声がひっきりなしに出てくる。腕を縛られていなかったら零に抱きつけるのに…外してとすら言える余裕がない夏見が一際大きな声で啼いた。胎内で暴れる肉欲の先端が弱い場所を突いたのだ。 「おお、ここじゃここじゃ。さっきまでは覚えておったのにすぐに忘れてしもうての」 「ああっ!あああ!ああだめぇ、そこばっかりぃやめてええぇ…!」 「ん?我輩には逆に見えるんだが…のう?」 「あ、あ〜〜〜!!」 律動をしながら指と指の間で弄っていた突起を指の腹で押すのと同時に一旦肉欲を抜いて最奥を突いた。全身を巡った絶頂に大きく身体を震わせて何度も同じ行動をされて遂には連続で達してしまい…。 紙一重の理性も消え去った。 それと同時に零も達して白濁を中に出した。連続の絶頂と中に出され広がる熱…小刻みに身体を震わせ、零を見上げる赤と白の瞳はどこか虚ろだった。 「れ…い…」 怖い。また、零に壊される。弱々しく首を横に振っても零は余裕の笑みを貼り付けたまま、こう告げた。 「馬鹿な子程愛しいとよく言うじゃろ?我輩も同じじゃよ。愛おしくて―――壊したくなる」 「…」 「安心してよいぞ。あの時みたいに生温い事はせん。………これから毎日たくさん愛してやる」 最後の台詞を夏見の耳元で囁き、零はまた律動を始めた。 やっぱり逃げようとしなければよかった。そうしたら、…抱いては……こなかった筈。 達したばかりの身体がどんな快楽でも拾い上げるせいで、弱い箇所を強く突かれただけで大量の愛液を吹き出してしまった。敢えて愛液を浴び、動きを緩める所か更に激しさが増した零の下で、ただ啼く事しか出来ない夏見。一年前もこうして犯されては壊された。優しく抱かれた記憶が一切無い。丸で夏見を所有物の様に扱い、言うことを聞かなかったり、虫の居所が悪いと嫌がる夏見を無理矢理犯し尽くした。 何度も愛液を吹き出すので零の制服も濡れ、代えの制服あったかなと思いつつ、律動を緩め衣服を脱いだ。一年前もそうだが、零が衣服を脱いだのは初めて夏見を抱いた時だけ。単に脱ぐのが億劫なだけだが毎回夏見の衣服だけは全部剥ぎ取る。本人曰く、邪魔な物があると感じられないのと、 「あっ、ああぁ、あう、れ…い…」 「忘れてた。お前がすげ〜敏感なの」 「きゃあぁっ!や、れい、やだあああぁ…!助けてええぇ…!!」 「…あぁ、助けてやるよ。だから、ちゃんと俺の言うこと聞けよ?」 余計虐めたくなるから。 緩めていた動きを急激に速められ、壊れたくないと零に助けを叫んだ夏見。腰を屈み、夏見の耳元でそう告げると、 「聞くっ、聞くからぁ…!たすけてぇ」 零に低い声で囁かれただけで零のソレをきつく締め付け、思い通りの反応に口端を上げた。 耳の穴を舐め、約束通り助けてやると言った後、 「だから―――安心して壊れちまえよ」 「!!」 「夏見の壊れっぷり凄かったよ。流石に、前みたいに閉じ込められね〜のが残念だけど」 「!あ、あああぁ〜〜〜!!」 帰ってきたと知った瞬間から、逃がすつもりはない。もう二度と自分達の側を離れないようにしないといけない。離れられなくしないといけない。 夏見の身体を起こしたと思うと膝の上に乗せた。深くなった挿入と零によって告げられた絶望の宣告。 その二つが夏見をどん底に突き落とした。 ―――ああ…可愛い… 「す、き、好きぃ、零…好き…ぃ…」 「はは…うん、やっぱ壊れた方が可愛い。…俺の何が好き?」 「ひゃあんっ、すきぃ、す…きぃ、れい、れいがすき…」 両手を縛る戒めを外され、夏見の小さな手は零の首に回され抱き付いていた。 壊れた夏見の反応を楽しみたくて、律動を緩めキスが出来そうな距離まで顔を近付け、もう何も考えられない夏見にそう聞いては、 「ちゃんと聞いてんの?」 「っぁああああ!」 満足のいかない答えだと弱い箇所を強く突き、無理矢理絶頂させる。 一年前、ある理由で夏見を閉じ込めていた時何度もした。その度に彼女は絶頂し、零に好き放題犯された。今もそうだが。 「ぁっ…ぁぁっ…れ…い…」 「…お前が俺の事好きなの知ってるよ」 「れい…れい…んんっ」 「…壊れた方が可愛いのはいいんだよ。ただ、可愛すぎて止められね〜んだよ」 キスをしながら夏見に何度も可愛い、可愛いけど手加減出来なくなると告げる零は舌を口内に深く入れて夏見を見下ろした。 キスだけでイきそうになっていた。その証拠に、結合部から愛液が流れ零自身をきゅうきゅう締め付ける。 「…もう一度言うわ。 ―――これから毎日、愛して、壊してやるよ」 ・ |
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