番外章(五)
└十一
三、結
「君の世界を、僕が守ってあげる」
彼は赤く燃える瞳でそう言ったから。
私は初めて闇が怖くなくなった。
『私と一緒に来なさい』
彼は流れる水のような声で私に手を伸ばしたから。
私を縛った鎖から初めて逃れられた。
"逢う魔が刻に魔物が辻を通る"
辻を外れた魔物はどこに行ったのだろう。
誰の元に訪れたのだろう。
本当の魔物は、一体、だれ?
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