締め切った障子の隙間から夕日が微かに部屋に入る
そのオレンジ色の光が一筋、部屋に明りを注ぐ



そんな淡い光の中、朱色の布団の上に男と女が着物を肌蹴させ横たわっていた




「やはり綺麗だな、君は」



『お褒め頂き光栄です』




男の手がスルリと胸元から中に入ってくる
そして吸いつくような滑らかな肌を堪能する様に撫で回すとやわやわとその豊満な胸を揉んだ



『っ・・・』



下着を捲られ、その乳房の輪郭をなぞる様に指先が弧を描く
そして大きさを確認するとその頂きの飾りをクイっと刺激した



『んンっ』



「良い声で啼くんだな」



自分の下で微かな快楽に声を上げた摩由を満足そうに見降ろしながら藤原は手際良く帯を解いていった


大きく開かれた着物はそのまま器用に脱がされる





流石、女好きなだけあって手際がいいな・・・





そんな事を思いながら摩由も自ら着物の袖から手を抜いてその体をさらけ出した

そしてそのまま体を起こすと、藤原の着物に手をかけた



『今日はたっぷり私の体を堪能してくださいまし?』


「ほぅ、君も結構言うのだな」


『そのつもりで来たと申しましたでしょう?』




細く妖艶な笑みを浮かべながら摩由が藤原の着物を脱がして行く
そして上半身が露わになった時、グイっとその手を引いた


「うおっ!?」



その力に藤原が驚きの声を上げ布団の上に倒れ込む
倒れ込んだ男の上に摩由は裸で跨るとゆっくりと厭らしい手つきでその分厚い胸元に指を這わした


そしてその体に自分の乳房を押しつけるように体をくっつけると藤原の乳首をペロリと舐め上げた
思わず男が「ふっ」と息を漏らす



『快楽を与えてあげます、私に全てを任せて?』



つつつっと胸から首までそのまま舌を這わして行く
何とも言えない感覚に、男の欲がドクドクと大きくなっていく
丁度摩由の跨っている所
そこが固く器質を増して行くのを感じながら摩由は刺激するように少し腰を動かした




「くっ・・・」




クチュリと男の耳に摩由の舌が入る
男が声を漏らした事に摩由は少し満足そうに微笑むとゆっくりと右手を下へと持っていった






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