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「じゃあ、単刀直入に聞くよ。
君は一体何者?
昨日あの後調べたんだよ、君のこと。
だけど住んでる所も、いつ生まれたかも、戸籍すらも、
高瀬莉緒に関する情報は何一つとして無かった。
まるで君がこの世界に存在してないみたいにね。」

臨也の言ってることは全て事実なのだろう。
同時に私は本当にデュラララの世界に来てしまったことを思い知らされた。

もう、嘘をついても通用しないと思った。臨也は全て見通してる。そう思った。

「全てお話します。
私は、私はこの世界の人間では無いんです…」

私は、此処に来てしまった経緯を全て話した。

「馬鹿な事を言ってると思うかも知れないですけど、全部本当なんです。」

「へぇ…そうなんだ。納得したよ。」

「信じてくれるんですか?」

「まあ、完全に信じた訳じゃないけど、
それなら君の情報が一つも無いことの説明がつくしね。
でも一つだけ説明が付かない事がある。」

「なんですか?」

「君が俺の事を知っていて、しかも俺とシズちゃんの関係まで知ってるって事だよ。」

これは言っても良いのかな?
まあ、ここまで話しちゃったし…

「これこそ信じてもらえなさそうですけど……
私の住んでいた世界では、今居るこの世界は、二次元の世界なんですよ…」

「…は?」

返ってきたのは予想通りの反応。
私はまた1から説明する事にした。

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