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昼休みはあっという間に終わってしまった。
昼休みが終わる直前に3人とメールアドレスを交換し、今まで1人しか登録されていなかった電話帳に3人が増えた。


臨也からの連絡は来ないまま放課後を迎えた。


「高瀬さん、また明日!」

「気をつけて帰ってくださいね。」

「困ったことがあったら何時でもメールとか電話とかして来いよ!直ぐに駆けつけるから!」

そんな調子で3人と別れた。

「また明日」

そんな何気ない言葉が暖かく感じた。私の人生は終わるはずで明日なんて来ないと思ってたから…

そんな事を考えながら電車から降り歩いてて居ると、
いつの間にか臨也のマンションの前に着いていた。

部屋の前まで来たのは良いけれど、何となくドアを開けるのが躊躇われる。
いつまでもこんな所で立ち往生していてもどうしょうもないと思い、インターホンに手を伸ばした瞬間


ガチャリ

とドアが開いて、中から臨也が現れた。


「何してるの?いつまでもそんな所に立ってないで、早く中に入ったら?」

「気づいてたんですか?」

「窓から姿が見えたけれどいつまで経っても入ってこないから見に来てみたんだよ。
ああ、あとインターホン鳴らさなくていいからね?何のために鍵を渡したと思ってるの?」

「すいませんでした…」

「まあ、良いよ。それより疲れたから早く中に入ってコーヒーでもいれてくれないかなぁ?」

「…わかりました。」

よろしくね、と言って臨也は先に部屋へ入って行った。
これからもこんな風にこき使われるのかと思うと、先が思いやられる。

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