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お風呂からあがるとメールが届いていた。相手は正臣。

メールをひらくいてみると、

明日の放課後、帝人と杏里と遊びに行くんだけど、莉緒もどう?
莉緒が来れば2人とも喜ぶと思うしさ。

と書かれていた。

誰かに遊びに誘われるなんていつぶりだろうか。
嬉しくては何度もメールを読み返す。


「なにそんなにニコニコしてるの?良いことでもあった?」

「え?そんなににやけてましたか?」

「うん、すごくね。」


どうやら気づかないうちににやけてたらしい。
しかもかなり。


「あの、明日の放課後に正臣たちと遊びに行ってきてもいいですか?」

「…へぇ、紀田くんねぇ。いいよ、行っておいで。莉緒ちゃんが誰と遊ぶとか、そこまで制限するつもりは無いしね。」

「ありがとうございます、じゃあ明日行ってきますね。」


臨也の了承を得たところで、正臣にメールを返信した。

遠足前日の小学生のように、その日はなかなか寝られなかった。

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