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変化に気づいてくれたなら・・・(2/2)












「りゅう!って・・・あら?なんか昨日と違う?」




ジョディは朝、りゅうの姿を見て首を傾げた。




「え?あぁ・・・昨日と違うっていうか、昨日が違ったっていうか・・・;」




「・・・・・・・・」




そんなりゅうをジッと見つめて考えているジョディ。




「・・・・・・・・・」




眉を顰めながらも首を傾げるジョディにりゅうは苦笑いした。




「こんな所でまた何をしているんだ、お前たちは・・・・;」




赤井は職場の入り口で話し込んでいるりゅうとジョディに呆れたように言葉を掛けた。





「あ・・・おはよう・・ございます」



「あぁ」



りゅうがスッと横に通れるように移動して挨拶をすれば赤井はフッと笑って横を通り過ぎようとした。




ポンポンーーーと通り過ぎ際に頭を撫でられて顔を真っ赤にするりゅう。




「・・・戻したんだな。まぁこちらの方が俺はやはり好きだな」



茶髪のお前も似合ってはいたがな、と優しく笑い去って行く赤井の後姿を真っ赤な顔のまま見つめているりゅう。





「あー!!!!」




いきなり横で大声を上げるジョディにビクゥ!!と肩を揺らす。




「ジョ・・・ジョディ?」




「昨日と髪色がほんの少し違う!!」




スッキリしたジョディはそうかそうか、と頷きながら自分の仕事の机へと向かった。






「シュウ、よく気がついたわね。昨日すぐに気がついたんでしょう?」



机に座り横に居る彼に小さく耳打ちをすれば、赤井は無表情のままチラッとりゅうを見た。




未だに顔を紅くしたままそそくさと、仕事を始めたりゅうを見てフッと笑った。




「でもどうして一日で髪色戻しちゃったのかしら・・・・?」




「・・・・さぁな」




ジョディの言葉に赤井はフッと笑って目を閉じた。






昨日、あれから帰っている最中に、髪を染めた理由を聞けば、「・・・・ジョディの髪色・・・綺麗じゃない?」と小さく言ったりゅうの言葉にキョトンとした赤井。




「〜〜っ・・・私真っ黒だしさ!明るい色に憧れててっ・・・でも一気に明るくする勇気もなくてっ・・・赤井さんも・・・明るい髪色の方が好みかなって・・・」



勝手に思ってて・・・としどろもどろに言うりゅうに赤井はククッと喉を鳴らした。




「なっ・・・なんで笑うんですか・・・」




ジトッと睨むりゅうに、赤井は「すまない」と笑った。




「別に俺は黒髪は嫌いじゃないぞ?」



どちらかと言えばお前は黒髪の方が似合っているなと言った赤井の言葉に顔を真っ赤に染めたりゅうがいたとかなんとか・・・





      チャンチャン


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