ツナ「X BURNERのフォームを自分で矯正する?」

スパナ「このコンタクトディスプレイを装着する」

ツナ「?」

スパナ「眼球に直接つけるコンタクトレンズ型の表示装置(ディスプレイ)のことだ」

諒「将来的には手ブラでテレビを見たりする技術だが、超小型なので戦闘に最適らしー。
俺使ったことねーけどな」




スパナの指の間にあるコンタクト型のディスプレイ。
それとX BURNERの完成の関連性が分からないらしいツナにスパナが詳しく説明を始めた。




スパナ「X BURNERが不安定なのは右と左のバランスが悪いからだ。
あんたの場合はグローブと連動させて、ディスプレイに左右のグローブの炎出力状況が映し出される様にするから」

諒「左右のグローブのエネルギーベクトル、つまり見える左右の矢印が重なる様に撃てばX BURNERはブレずに安定するっつーこと」




コンタクトディスプレイでエネルギーベクトルを重ねれば、バランスが良くなり完璧に安定して撃てる。
本気を出してでのX BURNERも安心して出せる、ということになるのだ。




ツナ「え?…それだけ?」

諒「単純かつ簡単でいーじゃん」

リボーン「確かに感覚だけで左右を対称にするのは相当難しいみてーだからな。
客観的に見るのは単純だが良い考えかもな」




賛成の方に傾いていた意見。
だが、無線から聞こえたジャンニーニの声は<反対>というものだった。




ジャンニーニ《私は反対ですよ!!
ミルフィオーレの技術者の言う事など信用できません!!十代目の身に何かあったらどうするんですか!!》

諒「テメッ、俺は<今は>ボンゴレだぞ!!!心配しての反対だってのは分かるが!」




そう怒鳴った諒の言葉にリボーンが反応する。




リボーン「<今は>?」

スパナ「ん、話してないのか?アキラ」

諒「んー、まぁ」

スパナ「諒は元ジッジョネロに所属してた天才ハッカーだ。今は裏切り者扱いされてる」

諒「ひでーよな。一応ボスの命令だったってのに」

リボーン「アリアのか?」

諒「……ん。何かあった時俺には外からサポートしてやってほしーって。
んで、紹介されたのが亞琉さん。


で、まぁそこから色々ありすぎて結婚したり代理になったりわちゃわちゃしてこーなった…みてーな?」

ツナ「(大幅に省いた!!?)」

諒「んで、コンタクトの話に戻るけど、」





コンタクト




諒「心配する必要なんてねーよ。
このディスプレイは匣兵器ですでに使われている信頼できる技術だ」




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