ツナ「リボーン!!」 リボーン「ちゃおっス」 会話中に聞こえた第3者の声はここにいるはずのないリボーンの声だった。 いつの間にここに来たんだと触ろうとするツナだが、リボーンは透けて触ることが出来ない。 ツナ「あれ?透ける!!ひいっ、お化け!?」 スパナ「立体映像(ホログラム)だな」 ツナ「!?」 リボーン「当たりだぞスパナ。俺は本物じゃなくて3Dの映像なんだ」 ツナ「え!?じゃあお前本当はここにいないの?」 リボーン「ツナのヘッドホンだけに取り付けられた特別な機能でな。 俺は今、ボンゴレアジトで撮影されてて、その映像がヘッドホンから立体的にここに映し出されているんだ」 ツナ「なっ。(そう言えば…ちょっと透けてる…) ってかそんな機能ついてたのー!?」 リボーン「これがついているからお前のヘッドホンだけでかいんだ」 本当はもっと早く驚かそうと思っていたらしいが電波が悪くて今までできなかった、という。 リボーン「さっき急によくなったんだが、何かあったか?」 ツナ「え…? ああ地震!!そっちもあったろ?」 リボーン「ん?なかったぞ?」 ツナ「え? っていうか、じゃあそっちは…」 リボーン「ああ。今んとこ無事だ」 リボーンの話を聞いて安心したらしいが他人より自分の心配しやがれと怒られてしまう。 リボーン「スパナ、諒。X BURNERの完成までにどれぐらいかかるんだ?」 ツナ「!」 スパナ「ん…」 ツナ「お前、もしかしてこの人のこと知ってんのか?」 リボーン「知らね」 ツナ「そのわりにはさっきからなれなれしーな!」 リボーン「まーな。 お前が捕まってからずっと音声は聞こえてたからどんな奴かはわかってんだぞ」 ツナ「だからってなあ…」 リボーン「それにお前に任せておくといつまでたってもラチがあかねーからな」 「いつまでもチンタラしやがって」と銃口を向けたリボーンにツナは「タッ、タンマ!」と怯えている。 リボーン「それにとぎれとぎれの音声しか入ってこねーが、施設の破壊に向かった山本達は3組に分断されちまったぞ」 ツナ「ぶ…分断!?」 * * * 正一「成功だ。γとボンゴレ晴と嵐の守護者が遭遇したな。 基地内の電気系統の全コントロールをこの部屋に移行し、監視カメラも復旧しつつある。 リング探知システムは使えないがたいした問題ではない。 後は連中とボンゴレリングを1つずつ摘んでいくだけだ」 朱音「しょーいち」 正一「?」 朱音「私眠いから帰るー」 正一「なっ…!勝手にしろ」 朱音「ごめんねえ♪」 分断 朱音「(ホントはだるいだけなんだけどねえ♪)」 戻る |