第八訓 1



「え、騒音被害、ですか?」

「そうさ。あんまり被害が大きいもんで明日乗り込もうと思っててねェ」






そう話してくれるのは銀さんの家の大家さんであるお登勢さん。
こうやって住民の悩みを聴くことだってあたしたちの仕事なわけだし、時々街の人と話したりもする。

テロとかそういう方面だけが真選組の取り締まり対象じゃないですから。






「明日なら時間がありますから、あたしも協力させてください」

「銀時たちに頼んではあるんだが、まァ協力してくれるってんならありがたい話さね。明日この時間にこの場所に来とくれ」






そういってお登勢さんが差し出してくれた紙を大事にポケットにしまう。
明日の予定が一個増えたけど、まぁ大丈夫でしょう。






「今のところ、この辺りに高杉晋助≠ェいる気配はないですね……」






音楽なんか聴きながら受験勉強なんて
出来ると思ってんのかお前は!もう切りなさい!









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