第五訓 1



「真由、局長知らない?」

「え?局長…ですか?」

「そう。さっきから見かけなくて……」





継美さんに話しかけられて、局長を探す。
キョロキョロと周囲を見渡していれば、亜希ちゃんが駆け寄ってきた。






「近藤さんならねー、走っていったよー?」

「え?どこへ、」

「んっと……あ!白髪の侍さんのところ!」

「…………はぁ?






酔ってなくても酔ったフリして
上司のヅラ取れ









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