第二訓 1



「どーせ俺なんてケツ毛ボーボーだしさァ、女にモテるわけないんだよ」

「そんなことないですよ。男らしくて素敵じゃありませんか」

「じゃあ聞くけどさァ、もしお妙さんの彼氏がさァ、ケツが毛だるまだったらどーするよ?」

「―――ケツ毛ごと愛します。」

「!」







「まるで菩薩みたいだった。すべての不浄を包み込んでくれる……俺にとって運命の出会いだったんだよ!!」

「だから?」






粘り強さとしつこさは紙一重








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