純白な光の中の深い闇


†ミーです。
ちょっと考えてました。

ミーは天使長の仕事や軍訓練の合間合間をぬって、他の天使達の悩みを聞いたりしてあげてます。
全部…とまではいかないものの、「天使長の感」みたいなのが働くんでしょうね。
困ってたり悩んでたりする天使の前にフッ…って現れて、それとな〜く悩みをきいて、アドバイスしていって…

まぁ…ああいう性格だし、パッと見は「天使長らしくない、ただの一般天使兵」なんで、本音をポロッて言ってしまう天使が多々いるんです。
でも、それで救われたり、ミーの一言で背中を押してもらって、自信をつける天使もいます。

そんなミーですが…
ミー自身は誰が救済してくれるのかなって。

神様の言葉は素直に受け止める子ですが、「救済」とかになると、微妙に違うような気がします。
主がどんなに「ミカエルには罪は無い」と言ってもミーはずっと罪を感じてました。

その話では、ジャンヌが「救い」になりましたが…それ以外です。

ルーに裏切られて、翼を斬られて…
人間の苦しい祈りも、沢山聞こえてしまって…
他の天使よりずっと辛いはずなんですが、それをグッと押し込めて、ああやってふわふわ笑って。
いつもの軍リーダー5人やカイリエルかな〜も思いましたが…
やっぱり微妙に違うような気がする。
確かに、カイリエルには本音をボンとぶつけてはいるんだけど、それが救いに繋がるかというと、そうでも無かったし…。

自分で自分を許さない限り無理なんですかね…
ミーの救済は。


……あのふわふわした笑顔が、描いていて苦しくなる時がありますが…
そのふわふわした、温かい笑顔が似合うのも、またミーなんです。


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